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朝鮮通信使 江戸日本の誠信外交 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2007/09/20 |
| JAN | 9784004310938 |
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朝鮮通信使
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江戸時代、列島に海外の物産や情報をもたらしていた窓口の一つで、文化往来のみならず地域の安定に寄与していた朝鮮通信使について。文禄慶長の役の戦後処理を主目的とした通信使の登場から1811年まで全12回の通信使の来聘までを通し、日朝が互いをどのように認識・理解し、少なくとも外交上対等...
江戸時代、列島に海外の物産や情報をもたらしていた窓口の一つで、文化往来のみならず地域の安定に寄与していた朝鮮通信使について。文禄慶長の役の戦後処理を主目的とした通信使の登場から1811年まで全12回の通信使の来聘までを通し、日朝が互いをどのように認識・理解し、少なくとも外交上対等の相手として看做すようになったのかということが書かれている。 ●寛永年間の柳川一件(対馬藩の国書改竄がばれた)後、それまで対馬が比較的好きにやってきた朝鮮との通商と外交を幕府がほぼ一元的に取り仕切るようになり、将軍の他称を「王君」に変え、国書を明年号ではなく日本の年号を用いるようになったこの時期が日本が華夷秩序から自立し日本を中心にした?中華?外交をしようとしたとし、その方向性は、林羅山のような知識人の伝統的な日本優越意識を押さえて(もちろん朝鮮も日本に対する伝統的な優越意識があった)、対等な関係を朝鮮との間で作りあげようとしたとしている。そうした観点から著者は通信使の歴史を整理していること。 ●一方で朝鮮側は、あくまで華夷秩序内での同格としなければいけない立場だから根本的に日本と違うけれど、両国はそれなりに上手くやってきたこと。 ●例えば朝鮮のように名分と上下の秩序を重視する国の筋からすると矛盾している、天皇と将軍家の身分関係についての解釈、将軍が国内では王ではなく「御所」と呼ばれていることなどについてどう理解すればいいのか、通信使たちが観察したり聞いたりしたことをもとに、ああでもないこうでもないと言いつつ、それなりに正しい理解に達し(「官位と職掌が相去ること千里」ではないかと疑問を投げる通信使に対し、朝鮮について造詣が深かった対馬の雨森芳洲は、説明したって分からないだろうから言わない、というような返答をしている。ちゃんと教えてあげる人はいなかったのだろうか)、かなり強引な新井白石の聘礼改革や柳川一件の始末など朝鮮側から見れば日本が少々規格外の行動をとった時でも事を荒立てないぐらい賢明だったことなどが分かる。
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