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家、家にあらず 集英社文庫
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家、家にあらず 集英社文庫

松井今朝子【著】

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家、家にあらず 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2007/09/25
JAN 9784087462197

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商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2024/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024.10.5読了 「非道、行ずべからず」と「道絶えずば、また」を読んだ後にこちらを読んだ。過去に遡った形だったが、ニ作の登場人物の関係性や過去が描かれていて実におもしろかった。 産む女性と産まない女性というテーマは、現代ではそこまで強くないにしてもどの時代にもついてまわるものだと改めて思わされた。自分が今後子を持つか、それとも持たないで一生を終えるかわからない時期だからこそ、心にずっしり響く場面がいくつかあった。

Posted by ブクログ

2021/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「御殿奉公」もの。ちなみに藩主も正妻も出てきません。舞台が江戸屋敷なのに藩主なんか国元で死んじゃうからー。 なんと、大名の江戸屋敷にも、大奥同様に男子禁制の奥御殿が存在したとは。考えてみれば、藩主は参勤交代で1年おきに留守なわけで、そこに男が出入りするとややこしくなるわな、そりゃあな。 解説の杉江松恋は「ゴシック・ロマンス・ジャポネスク」なんて茶化してますが、いやいや、真相に直前でようやく気付いた私は、大概な大うつけ。なんか沢之丞サイドが煮え切らないなあとは思っていたけど。 個人的には、前作『非道行ずべからず』で荻野沢之丞を贔屓としたもんで、微妙に活躍しないのが残念だったけど、主人公の実の父親とは!実は良い役回りだったじゃないの!こうなったら第3作も読まずにいられないわー。もう、松井今朝子の思惑にどハマり(笑) ……あ、でもコレを先に読んでたら、笹岡の娘が実は沢之丞の実子であるってわかってて『非道、行ずべからず』を読めたわけで、そういう楽しみ方ができなかったのは残念だったかも……再読するか? サラッと杉江松恋がバラしてますが、松井今朝子の実家は祇園の老舗料理屋で、祖母が初世中村鴈治郎の娘だそう。 ひとつ「あれれ?」なのは。 おたけに毒を調達させたのは貞徳院なの?んじゃ、あの濡れ場って、真幸とじゃなかんたんだ…??でもおたけって、上屋敷を出られないんでは??

Posted by ブクログ

2014/07/22

内容(「BOOK」データベースより) 江戸北町奉行同心・笹岡伊織の娘瑞江は、おば様と呼んでいる御年寄職・浦尾の勧めで、大名砥部家奥御殿に奉公へ。否応なく、陰湿ないじめや、長局内の勢力争いに巻き込まれていく。折しも、砥部家に勤める女が役者と起こした心中事件を、伊織が探索することにな...

内容(「BOOK」データベースより) 江戸北町奉行同心・笹岡伊織の娘瑞江は、おば様と呼んでいる御年寄職・浦尾の勧めで、大名砥部家奥御殿に奉公へ。否応なく、陰湿ないじめや、長局内の勢力争いに巻き込まれていく。折しも、砥部家に勤める女が役者と起こした心中事件を、伊織が探索することになり…。閉ざされた“女の城”で瑞江が遭遇する不可解な事件の数々。家と血の絆を巡る長編時代ミステリー。

Posted by ブクログ

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