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歴史を哲学する 双書哲学塾
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2007/09/07 |
JAN | 9784000281522 |
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歴史を哲学する
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歴史哲学の立場 - 著者の立場は「歴史の物語り論(ナラトロジー)」に基づいている。 - 歴史における「素朴実証主義」や「素朴実在論」を批判的に克服することを目指す。 内在的実在論 - ヒラリー・パトナムの用語を借りて、有限な人間の観点から歴史を捉える「内在的実在論」を強調。 -...
歴史哲学の立場 - 著者の立場は「歴史の物語り論(ナラトロジー)」に基づいている。 - 歴史における「素朴実証主義」や「素朴実在論」を批判的に克服することを目指す。 内在的実在論 - ヒラリー・パトナムの用語を借りて、有限な人間の観点から歴史を捉える「内在的実在論」を強調。 - 歴史的事実は、言語活動から独立に実在するものではなく、言語による構成であるという立場を取る。 科学哲学との関係 - 新科学哲学の流れを踏まえ、歴史哲学における分析哲学的な考察が重要であるとする。 - クーンやハンソンの議論を背景に、新たな視点から歴史哲学の問題を考察する。 大森荘蔵の影響 - 大森荘蔵の「時間」と「過去」に関する考察が影響を与えている。 - 「過去は想起から独立に実在するものではない」という主張を中心に据える。 ダントーの物語り論 - アーサー・ダントーの「歴史の分析哲学」が重要で、歴史哲学に新たなパースペクティブを提供。 - 物語りは「記述」と「説明」を同時に行う言語行為であり、出来事に意味を与える。 過去の実在について - 過去の存在は「知覚できない」ものであり、歴史家は「過去物語り」を通じてそれを構成する。 - 過去の実在は、社会的に公認された手続きによって構成される。 歴史における倫理と論理 - 歴史記述において「倫理」と「論理」の両者の調和が必要で、どちらか一方に偏ることへの警告。 - 歴史の理解は、過去の出来事に対する自己言及的な認識を深化させることに繋がる。 忘却と探究 - 過去の理解は「探究」によって得られるものであり、忘却との闘いであることを強調。 - 歴史は単なる記憶の再生ではなく、新たな知的総合を伴う行為である。
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本書のタイトル『歴史を哲学する』とは、何を表すのか…哲学を学んだことがない人にとっては、疑問符が飛び交います。それは、「歴史哲学」についてのことだ…と言っても、まだ???。その?を解き明かすのが本書の目的です。 かくいう私も、哲学を学んだことがない人のうちのひとりなので、最初は...
本書のタイトル『歴史を哲学する』とは、何を表すのか…哲学を学んだことがない人にとっては、疑問符が飛び交います。それは、「歴史哲学」についてのことだ…と言っても、まだ???。その?を解き明かすのが本書の目的です。 かくいう私も、哲学を学んだことがない人のうちのひとりなので、最初はうまく内容をつかめませんでした。特に本書における講義の第1日目(本書は、大学の講義をそのまま文章に起こしたような構成になっています。)、いきなりその核心に迫る講義内容で、「果たしてこんな理解(無理解)で、最後まで読み切れるのかな…」と不安になりました。それほど内容が分かりにくかったです。 その第1日目の主題は、「言語論的転回」と「内在的実在論」という言葉に表れていますが、これは最後まで読んではじめて、その内容が理解できるようになると思うので、最初は理解できなくても大丈夫だと思います。 次の第2日目の講義は、ぐっと砕けた感じになり、分かりやすい例が述べられているので、「歴史哲学」が何を言おうとしているのかが、分かりかけてきます。その後の講義は、その「歴史哲学」について、ひとつずつ丁寧に展開されていくので、それらをひとつひとつ読み進めていくと、最後には「歴史哲学」がどのようなことなのかが、分かってくると思います。 そして、「歴史哲学」を知らずに「歴史」を語ることは、非常に危険なことなのだと感じます。でも、マスメディアなどでその「歴史」を語る人たちのうちどれだけの人が、この「歴史哲学」を知ったうえで語っているのかな…と疑問に思いました。「歴史」を語ることは、それほど大きな意味を持つことなのに、それに無理解なまま、安易に「歴史」を語っているのではないか…とちょっと不安に思いました。
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良書。但し再読の必要あり。 哲学塾のシリーズはわりとそうだな。 講義録だからでしょうか。口語でもってテンポよく進むから進んじゃうのだけど、そういう場合って特に、大切なところも軽く読み飛ばしちゃうから危険ですね。
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