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愛国心を考える 岩波ブックレット708
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2007/09/05 |
JAN | 9784000094085 |
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愛国心を考える
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「『愛国心』入門」といったところ。ブックレットですからすぐ読めます。しばしば見かける「良いナショナリズムと悪いナショナリズムの二種類がある」というとらえ方を批判した上で、国境線の内側(の利益)だけにとどまる排他的で偏狭な「愛国心」ではなく、国境線を超えていく「グローバリゼーション...
「『愛国心』入門」といったところ。ブックレットですからすぐ読めます。しばしば見かける「良いナショナリズムと悪いナショナリズムの二種類がある」というとらえ方を批判した上で、国境線の内側(の利益)だけにとどまる排他的で偏狭な「愛国心」ではなく、国境線を超えていく「グローバリゼーションの時代の愛国心」の必要性を説いています。議論としてはわかりやすいですね。おおむねうなずきながら読んだわけですが、国境線を超えていくというコスモポリタニズム的「愛」は、それでもやっぱり「愛『国』心」と呼ばれなければならないようなもの、なのでしょうかね。(現代日本語の)「国」という言葉から少し離れて、コスモポリタニズム的な「愛」をとらえた方がよいんじゃないでしょうか。訳語の問題かもしれませんが、私はその点に少し引っかかりを感じました。とはいえ、これは読みやすくていい本だな、と思います。高校生くらいの人にも勧めたいですね。(20071002)
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