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渾身
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2007/08/30 |
JAN | 9784087748765 |
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
相撲をテーマにした小説を探していて手に取りました。 本作では大相撲ではなく、隠岐島で行われている、神社に奉納するための古式相撲が取り上げられています。 現代の、いわゆる興行としての相撲ではなく、「神事」であることが良くわかります。 祭に際して奉納する相撲を取る力士に選ばれるとい...
相撲をテーマにした小説を探していて手に取りました。 本作では大相撲ではなく、隠岐島で行われている、神社に奉納するための古式相撲が取り上げられています。 現代の、いわゆる興行としての相撲ではなく、「神事」であることが良くわかります。 祭に際して奉納する相撲を取る力士に選ばれるということは島の(地区の)代表者となることでもあり、島の住民に受け入れられたいと切に願っていた主人公にとって、大関に選ばられたことはこれまでの努力が認められた結果でもあります。そういったところも、ただ一筋に努力する・祈ることが神に通ずるのだ、という「神事」の雰囲気が影響しているようにも思います。 実際の相撲の描写シーンも迫力があり、手に汗を握りながら一息に読み切ってしまいました。自分を選んでくれた地区の人たちのために、家族のために、神に奉納するに足る恥ずかしくない相撲を取りたいと奮闘する主人公と、それにこたえる相手力士の魂のぶつかり合いは思わず目が熱くなります。 「島・村社会の伝統行事」ということで昭和の古い価値観も残っており、令和の男女観・夫婦観から見ると違和感を覚えるかもしれませんが、それも含めて一読の価値がある小説だと感じます。
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島根県隠岐島、20年に一度の島をあげての相撲大会。大関坂本英明(海鳳)と大関田中敏夫(雷神吹雪)の大一番。感動しました。相撲に。親子に。家族に。皆の衆に。 川上健一「渾身」、2007.8発行。
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原作を読んで、映画の謎が色々と解けてスッキリしました。 しかし、本の半分くらいが相撲の取り組みシーンで、(それも同じ対戦相手で!)よく小説が成り立つものです。相撲に詳しくない私が読んでも、ぐいぐい引っ張られて、ちょびっと涙が出てしまいました。 同著者の他の作品も読んでみたくなりま...
原作を読んで、映画の謎が色々と解けてスッキリしました。 しかし、本の半分くらいが相撲の取り組みシーンで、(それも同じ対戦相手で!)よく小説が成り立つものです。相撲に詳しくない私が読んでも、ぐいぐい引っ張られて、ちょびっと涙が出てしまいました。 同著者の他の作品も読んでみたくなりました。
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