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きっと優しい夜 幻冬舎ルチル文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎コミックス/幻冬舎 |
発売年月日 | 2013/02/28 |
JAN | 9784344809666 |
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
ロマンチック・レプリカの前の作品だったらしい。 攻め:デザイン会社チーフ・堂上永貴 受け:デザイン会社の契約社員・羽根理 契約社員で働く羽根は正社員になりたくて仕方ない。厳しいけど有能な上司がそれなりの人事権を持つと知った後に自分に対する好意を告げられる。羽根は上司をそういう...
ロマンチック・レプリカの前の作品だったらしい。 攻め:デザイン会社チーフ・堂上永貴 受け:デザイン会社の契約社員・羽根理 契約社員で働く羽根は正社員になりたくて仕方ない。厳しいけど有能な上司がそれなりの人事権を持つと知った後に自分に対する好意を告げられる。羽根は上司をそういう目で見たことは無かったし、以前勤めていた会社で上司と恋人だったのに裏切られて職場も恋人も失った経験から恋はしばらくしたくなかったし、ましてや社内恋愛もしたくなかった。でも、切実に社員になりたい羽根は堂上に「社員への採用試験を受けたい」と暗に身体と引き換えに、と匂わせる。そしてそういう関係になり、正社員になることができた。しかし、元の職場からのデザイン依頼で会いたくなかった元上司・元恋人に再会してしまい、、。 採用試験と引き換えに身体を差し出す受けも、それを受け取ってしまう攻めも、うーんという感じで共感出来なかったのだけど。 次第に攻めに心惹かれていく様子や、元恋人からの再びの理不尽な要求や、攻めに知られたくなくてツライ気持ちになるとこなど切なさは目白押しで来て後半一気に読み終えました。 うえだ先生の作品は切なくて誠実なキャラがポイントかな。誠実が故に辛い思いをしちゃうんだと思う。 デザイン会社の様子も分かってお仕事物としても良かったと思う。人によってはお仕事物の作品になるとお仕事部分が多すぎて恋愛部分が少なくなるのだけど、うえだ先生の作品はバランスがいいと思います。 今回も電子で購入したので懸案の挿絵を目にしなくてホッとしてます。 苦手絵師さんの時は電子で挿絵無しで読めるのがホント嬉しい。 電書屋さんはイラスト無しと有りを選べるようにして、無しの方はその分価格も安くしてくれたらいいのに、、、ってこれはこの作品に関係無いけどwww
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いい攻だったわ! これからの二人が読みたい!ですね。仕事中は厳しくプライベートは甘いっていうのが目に浮かぶような♪
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読みの作家さんです。わりと地に足の着いた感じの文体にとても好感が持てます。 前職のアパレルメーカーを横領の濡れ衣をきせられて退職した羽根は、 現在ディスプレイデザイン会社の契約社員をして下積み生活を送っていた。 毎日ひたむきにがんばっているが、元彼に裏切られて罪を着せられた傷はまだ癒えていない。契約社員という先の見えない生活にも不安を募らせている。 いわゆる不幸健気受です。 対するはデザイン会社のチーフを務める寡黙で武骨で男気あふれる会社の先輩堂上。 ある日堂上から食事に誘われ、突然好きだと告白されて驚く羽根。 尊敬はしていたが、恋愛感情は持っていなかった。 自分がゲイであると見抜かれていたことへの不安。 断ったら会社にいられなくなるかもしれないという不安。 羽根は堂上を受け入れる代わりに『正社員になりたい』と交換条件をだしてしまう。 これは身を護るための保険みたいなものだと自分に言い聞かせて。 自分を利用しようとする羽根に落胆したはずの堂上だったが、不思議なほど羽根に優しい。 堂上の懐の深さ、多くは語らないけれど羽根を気遣うやさしさに、割り切って始めたつもりの関係がどんどん苦しくなる。 そんな中、またもや元彼の差し金で不正に巻き込まれそうになった羽根は、堂上に迷惑をかけるくらいならと、そばを離れる決心をする。 こういったひとりよがりで周りが見えていない不幸受は通常あまり好きではないのだけど、うわっついていない堂上の不器用な愛情の好感度との相乗効果もあってか、全然嫌な話じゃなかった。 実はまだアパレル会社にいるころから顔も知らない羽根に潜在的に興味を持っていたというエピソードよかったな。 両想いになってからの甘やかしと堂上のやきもち焼きが微笑ましい。
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