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ずっとお城で暮らしてる 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/ |
発売年月日 | 2007/08/24 |
JAN | 9784488583026 |
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ずっとお城で暮らしてる
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商品レビュー
3.8
167件のお客様レビュー
ドロドロしてるいのにどこか美しくて童話のような不思議な世界観で、よくわからない感じもありながらも読み進めてしまう作品で、意外と好きになりました。著者さんの他の作品も読んでみたいです。
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なんだか後味が悪い… 幸せなのか 不幸せなのか 一見 不幸に見えて 幸福なことなのかも? そして どれが本当?どこまでが… 狂気を含んだ作品だと思った 再読したら 感じ方は変わるのだろうか… この作品の後は テンポの良い なごみ系作品が 読みたくなった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何かで紹介されてたのを見てずっと読んでみたいと思ってた。 空想と現実が半々ずつで、空想が幸せかと思えば必ず現実に引き戻されて嫌な目に遭うところが妙に現実的。姉妹以外(+おじさん)の人間の悪意がこれでもかと姉妹を襲い、ずっと嫌な気持ちになる本。 チャールズは最初からどう見ても金目当てで姉妹の元を訪れたとしか思えないのにね…せめて繕うくらいしろよと思ったけどその欠点こそが人間の醜悪さを出していてよかった。 途中から、ブラックウッド家の毒殺の犯人ってもしかして…?と思ったらその通りだった。今18歳で事件が起こったのが6年前ということはメリキャットは当時12歳。空想癖、妄想癖は家族からの虐待(お仕置きとか)からくるものなのか、それとも発達障害のような元から持っていたもののせいかのかな。 メリキャットは優しい姉のことは大好きだけど、他の家族に対してはそこまででもない、もしくは嫌いだったのかなと思わせるほどに他の家族への心理描写がない。実際にお仕置きと称して晩ご飯抜きにされていたわけだし、多分そういうことなんだろうなと解釈した。 ジュリアンおじさんに対しても似たような気持ちだったのかな。彼は後遺症があるとは言え終始メリキャットをいないものとしていたし…だから彼が弱ってから向けた感情は上の立場の者から弱者への憐れみに近いのかなと思った。 この話のように「外に一歩踏み出すことはしないでずっとお城(自分たちの安全圏)に閉じこもって暮らしました」という閉じた終わり方は珍しいように思う。素晴らしい。欲を言えばメリキャットに村人全員滅ぼして欲しかった。 村人たちの心変わりが謎だけど、誰かが食事を提供してくれるならもう外に出る必要ないもんね。いつまで続くかわからないけど。 この先どちらかが病気にかかったり死ぬことになった時、残された方はどうするのか、そこまで描写されないところが空想で終わる感じがして良いな。そこは現実的に終わっちゃいけない気がしたので…
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