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東方死神(イースト・スーシェン) ウィングスC
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東方死神(イースト・スーシェン) ウィングスC

尾崎かおり(著者)

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東方死神(イースト・スーシェン) ウィングスC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新書館
発売年月日 2007/09/01
JAN 9784403618796

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商品レビュー

4.9

9件のお客様レビュー

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2017/08/24

メテオメトセラの過去編にして外伝にあたりますがこれ一冊でも読めます。 市長の走狗として悪党を狩る賞金稼ぎ、死神のゾルとレインの出会いの話。寡黙な強面で誤解されやすいが根は純朴で一途、とても優しく不器用なゾルの人間的魅力に惹かれ次第に好感を抱いていくレイン。 さまざまなエピソード...

メテオメトセラの過去編にして外伝にあたりますがこれ一冊でも読めます。 市長の走狗として悪党を狩る賞金稼ぎ、死神のゾルとレインの出会いの話。寡黙な強面で誤解されやすいが根は純朴で一途、とても優しく不器用なゾルの人間的魅力に惹かれ次第に好感を抱いていくレイン。 さまざまなエピソードを通し二人の友情が深まっていく過程にニヤニヤ。虐げられながらもしぶとくしたたかに日々を生きるスラムの人々との交流も心温まる。 武骨な男と明るく健気な少女が織り成す恋愛模様も実に初々しく切なくていい……!ふたりを応援するレインの気持ちにとても共感してしまいました。しかし微笑ましい日常の裏では市長の陰謀が渦巻いて…… 壊滅の危機に瀕したスラムを救う為、愛する人とおなかの子を守る為、レインとゾルという斬新なコンビが大活躍する姿はかっこよすぎて大興奮。 どこまでも不器用で生真面目で愛情を伝えるのが下手なゾルの背中を「仕方ないなあ」と苦笑しながらトンと軽く押してやるレイン、宿敵とも親友とも相棒ともつかぬ関係性に胸が熱くなります。 アクションもかっこいい!撃たれ刺され傷付いても、愛する人がそこにいる限り何度でも立ち上がるあたりレインもゾルも似たもの同士かもしれません。 恋の結末は切ないのですが、哀しいだけでは終わらないエピローグが憎い。絶望を乗り越え掴んだ希望、レインが引き継ぎマチカに託された未来を仄見せてくれる素敵な終わり方でした。余韻が素晴らしい。

Posted by ブクログ

2011/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルどおり『メテオ・メトセラ』外伝です。本編女主人公・マチカの育ての親・死神ゾルが主役のお話。「くすりのはっぱ」で回想されていた爺様から勝手に飄々クールなナイスガイを想像していたので、へたれだったのかと面白いサプライズもあったり、コナさんの姿に未来のマチカはこんな感じの女性に育つんだなあと感慨もひとしおだったり、レインの六百年の孤独を見せ付けられて遠い気持ちになったり、本編でのあの人この人の若い時代も垣間見れてやはり感慨深かったり、爺様の大鎌振るった身のこなしがマチカに受け継がれていることに胸が熱くなったり、結ばれた直後の恋人たちに現実は容赦ない結末を突きつけてきてうおおおおと泣いたり、「おまえを助ける」という約束が知らず十四年後のマチカへ受け継がれていることに胸が熱くなってうおおおおと泣いたり、もうなんていうか爺様の幸福のかたちがマチカになったんだなレインに見せたいほどの幸福を手にしたんだなコナさんは家族という名の幸福をゾルに遺して逝ったんだなうおおおおと泣いたり、「因果応報」が座右の銘みたいだった爺様にうおおおおと泣いたり、走ると決めたマチカの背中に頑張れえええ!!と泣いたり、総じて泣いた一冊でした。メトセラ読むときはいつもそうです。いよいよ本編最終巻が5月下句に発売との告知を受けましたので、あと二箇月かけて号泣する準備は万全にしておく所存。「涙もちぎれ飛ぶ速さで」ってマチカにピッタリな表現だと思います。閃くように結末へと駆けていってください。

Posted by ブクログ

2010/01/20

ナイフ(尾崎かおり先生の初期の頃の漫画の短編集)だと 絵が表示されないのでこっちで 尾崎かおり先生の漫画はいつも心をえぐってくれます。(良い意味です) 「なんでこんなに”生きる”ってせつないんだろう」 人の優しさや哀しさを強く感じる作品を描かれる先生です

Posted by ブクログ

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