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京の花街「輪違屋」物語 PHP新書
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京の花街「輪違屋」物語 PHP新書

高橋利樹【著】

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京の花街「輪違屋」物語 PHP新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 2007/08/24
JAN 9784569693781

京の花街「輪違屋」物語

¥220

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/04/15

島原で生まれ育った著者による貴重な話。このようないわば表の歴史書に残らない内々の記録は希少で価値のあるものだ。 「正直なところ、しんどい部分もある」とあり、近いうちに輪違屋の灯りを見に行かなくてはと思った。残念ながら、もちろん外からだけれども。 価値観や家族構造など社会の変化によ...

島原で生まれ育った著者による貴重な話。このようないわば表の歴史書に残らない内々の記録は希少で価値のあるものだ。 「正直なところ、しんどい部分もある」とあり、近いうちに輪違屋の灯りを見に行かなくてはと思った。残念ながら、もちろん外からだけれども。 価値観や家族構造など社会の変化により、花街の衰退は免れないということが伝わってきた。 島原太夫が五位の位を持つというところをもっと知りたい。いつ頃から?殿上に上がることはあったのか?太夫を御所に呼んだ天皇はいたのか?などなど。 美人を○○小町と言うように、芸事に優れた人を○○太夫と言ったのが始まりかな?と思っていた。傘や籠など資料はもう残っていないだろう。残念だ。

Posted by ブクログ

2022/07/15

15年前の話だから今もまた変わってる部分が多いんだろうけど、この当時は禿が近所の子たちのバイトだった事に苦笑 よく分からんけど、無法地帯とまではいかんものの治外法権な部分があったりするのかな 常照寺の吉野太夫供養に行ってみたい

Posted by ブクログ

2017/12/09

清水寺を作ったのは誰だがご存知だろうか。 坂上田村麻呂という人らしい。初代の征夷大将軍で平安時代に北方征伐に抜擢された 最強の武将だそうだ。 歴史にはつい人に話したくなる要素が満載である。 優れた文化についても歴史的背景を伴ったものが多いのは自明の理である。 日本文化には、長...

清水寺を作ったのは誰だがご存知だろうか。 坂上田村麻呂という人らしい。初代の征夷大将軍で平安時代に北方征伐に抜擢された 最強の武将だそうだ。 歴史にはつい人に話したくなる要素が満載である。 優れた文化についても歴史的背景を伴ったものが多いのは自明の理である。 日本文化には、長らく愛されてきたものが多数あるが、最近花街に関する書籍にハマっている。理由は、元マイクロソフト社長の成毛眞さんの影響によるところが大きい。 成毛眞といえば、知る人ぞ知る読書家だが、彼の趣味がお座敷遊びであることは、 意外と有名な事実である。 私はといえば、お座敷遊びをするような余裕はないので、書籍で楽しむことが関の山 だ。東京に関するものと京都に関するものを読み比べているのだが、 本書は京都の中でも島原にただ一つだけ現存する輪違屋の主人による著作である。 元々京都の花街は六大花街と呼ばれていた。 上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町、島原の六つである。 それが、少し遠方にあったこともあり廃れた島原が外れ、現在の五大花街と呼ばれるようになった。 花街に関する情報が満載なので、詳細は本書を読んでいただきたいが、 本書は文化とは何かを考えるいいテキストとなる。 文化の魅力には「人に話したくなる」要素を含んでいることだと思う。 たとえば、上七軒は団子を横に串刺した紋章を使っているのだが、それは秀吉が上七軒の茶屋に立ち寄った際に食べた団子が旨かったことで商いの特権を許したことに由来しているという。 人に話したくなる要素満載の文化には多くの場合、歴史的背景があるというのは 冒頭に述べたとおりである。 誰でも知っていることを話しても、煙たがられてしまうことが多い。その手の情報はgoogle先生がすべて教えてくれるからだ。 誰も知らない知識をいかに仕入れていくか。 どんな仕事においても独自性が問われるこれからの世の中において、ちょっぴりアクセスしにくく魅力的な情報を探りあてるセンスと行動力がもっと問われていくことは間違いないだろう。

Posted by ブクログ

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