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土星の環 イギリス行脚 ゼーバルト・コレクション
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2007/08/01 |
JAN | 9784560027318 |
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土星の環
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土星の環
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商品レビュー
5
6件のお客様レビュー
絶版で、中古は10K円超えなので、手が出ない。Kindleで英語版を読もうと試みたが、内容がまるで頭に入らない。別に自分の英語能力に自信があるわけでもないが、ここまで英語読めなかったっけ?と。図書館で日本語版を借りて読んで、これでは英語で読んで理解できなくても無理はないと思った。...
絶版で、中古は10K円超えなので、手が出ない。Kindleで英語版を読もうと試みたが、内容がまるで頭に入らない。別に自分の英語能力に自信があるわけでもないが、ここまで英語読めなかったっけ?と。図書館で日本語版を借りて読んで、これでは英語で読んで理解できなくても無理はないと思った。でも、一度日本語で読めば、英語も多少は読みやすく感じるかもしれない。この淡々として入り組んだ文章、美しい諦念が心地よく、手元に置いておきたい。英語版も再挑戦しよう。
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このような書物は、何と呼称すればよいのだろう? もちろん、旅をしながらのエッセイではあるのだが、著者がその旅で訪れた場所から連想されることが、ひとつの物語のようになっていて、まるで小説を読んでいるかのような錯覚に陥る。 その連想されていることが、特に後半の歴史上の出来事についての...
このような書物は、何と呼称すればよいのだろう? もちろん、旅をしながらのエッセイではあるのだが、著者がその旅で訪れた場所から連想されることが、ひとつの物語のようになっていて、まるで小説を読んでいるかのような錯覚に陥る。 その連想されていることが、特に後半の歴史上の出来事についての記述は、思わず襟を正して読むような内容であり、著者の深い学識に裏付けられた、人間社会への大いなる警鐘となっているように感じられる。 異色の旅の記録である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最近読んだ本のなかで、一番美しい本でした。 『アウステルリッツ』も良かったけれど、『土星の環』はさらに良かった。 紀行文の体裁と、話を雑談のようにずらしていくゼーバルトの方法がマッチしているように感じました。 イギリス行脚とはいうものの、『闇の奥』で有名な作家コンラッドの半生や中国の西太后の最後など、連想は世界を駆け巡っています。 ときにはクロアチアによる民族浄化作戦やベルギーによるコンゴ収奪など、文明の残酷な顔を暴きつつ、滅んでしまった人、街、自然がノスタルジーとともに見事に表現されていました。 容赦ない運命の力に押しつぶされるものたちのエピソードが、土星の環の衛星のかけらのように、本書を構成し、彩っています。 この本は、著者がイギリスを徒歩で廻っているように、 ゆっくり味わいながら読むのがいいと思います。 性急に答えを求めたり、カタルシスを求めて読むと、 逆に本書を読む楽しみを減じてしまうでしょう。 (自分も恥ずかしいくらい時間をかけて読みました・・・) 余談ですが、『闇の奥』、いまだに読んでなかったな…。
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