世界のどこにもない会社を創る！ セコム創業者の痛快な起業人生

飯田亮【著】

• 内容紹介: 二十代で日本初の警備業を起業、会社どころかひとつの産業を生み出した男・飯田亮。本書は一大産業にまで育て上げた著者の痛快な一代記である。まさにベンチャー精神を体現する人物の人生の軌跡。
• 販売会社／発売会社: 草思社/草思社
• 発売年月日: 2007/08/06
• JAN: 9784794216182

商品レビュー

2016/11/26

セコム創業者の自伝。この会社の草創期を紐解くと、設立されてまだ半世紀設立の新しい会社で、設立当初は日本に警備業は存在せず産業を作り上げていったことが書かれてある。セコムというとセキュリティ事業がまず頭に思いつく。が、実は防災・航空地図・医療・損保など幅広く業務を展開している。これは10年・20年先のニーズを考え、「何か困ったことがあればセコムに連絡しよう」(＝社会システム産業　と言っている)と人々に思ってもらえることが根底にあると説く。ホンダもパナソニックと同じくベンチャー魂が発端の企業だ。

2016/07/07

私の履歴書も興味深かったです。

以下、メモ
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♡おかげで助かった、ほっとした、という声を聞くと、ただただ感激する。ビジネスなのに、感謝されるとは経営者冥利につきる。

飯田 亮（いいだ まこと、1933年4月1日 - ）は、日本の実業家、 セコム創業者、取締役最高顧問

東京市日本橋区馬喰町（後の東京都中央区日本橋馬喰町）に、酒問屋を経営する父・紋治郎の5男として生まれる[1]。神奈川県立湘南中学（後の神奈川県立湘南高等学校）では、石原慎太郎や江藤淳らと同期であり、「太陽族」のモデルとなった遊び仲間のひとりであったとされる[2]。学習院大学政経学部経済学科に進み、1956年に卒業して、父が経営する株式会社岡永に入社した[1]。
1962年に独立して、学生時代以来の「飲み友達」であった戸田壽一とともに日本初の警備保障会社とされる日本警備保障株式会社を設立し、代表取締役社長となる[1][3][4]。以降、東京オリンピックの警備を一手に担うなど、事業を成長させ、1976年には代表取締役会長となり、1983年には[1]社員たちの反対を押し切って社名をセコムに改めた

・学習院大学、アメフト、ラグビー
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♡根が楽観的、運は使えば使うほど増えるもの
　つま先から頭のてっぺんまで前向きな思考が詰まった人間

・実家での営業、歯が痛くても頭が痛くても営業に回れば痛みも忘れる

・5人兄弟の末っ子・長兄は実家を継ぐ、次兄は居酒屋チェーンテンアライド、株式公開。三男オーケーマート。

1961年　ヨーロッパに警備会社があることを知る
　　　（日本にないビジネス）

・1晩4回の人的警備
殺し文句「進歩的な経営者は契約する」
・1963　オリンピック
・1965　ザ・ガードマン　視聴率40％
1966　ガードマンが伊勢丹から600万円の宝飾品窃盗
　立て続けに窃盗がおこる

・このままだと360万人の警備員が必要！

・機械警備、ＳＰアラームへ
　機械をレンタル制にしたい（売りきりだと故障時に対応できない）、採算が合わないので、保証金5万円もらう→いける！

Ｓ45、1971　機械警備に全面切り替え、巡回警備の廃止

1980年　長島監督、セコムしてますか
専用回線の大量確保

1976、Ｓ51、自宅に木刀、自宅が不安→

1981　ホームセキュリティを始める

1988　アメリカ：救急医療会社を買収、救急救命士が一定の治療行為

《失敗》
1980　通信自由化時代
♡誰もやってないことを面白がるたち
ビデオテックス（双方向文字図形情報システム）12億
最先端だったが使い勝手、料金、速度、普及には至らず

1985　コンピューターシステムの安全対策診断会社、時期尚早。

ＶＡＮ（付加価値通信網）事業、成功しなかった。・
技術革新の荒波にのみ込まれた。

♡ピース・オブ・マインドを追求

1998年　Ｈ10　損害保険事業、東洋火災海上保険を買収

2016/03/13

構想がまとまるのに早くて三ヶ月、一年くらいかかることもめずらしくありません。
はじめはもやもやとしているんです。それがだんだん形になってくる。
そうするとデッサンを描く。何度も描き直す。発想は紙に落とさないとだめ。
途中で誰かに相談することもしない。
「これ、どうしようか」と言ったとたん、自分の思考は止まるからです。