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8月15日の特攻隊員
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2007/07/27 |
JAN | 9784103050513 |
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8月15日の特攻隊員
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
昭和54年生まれ、吉田紗知さんの「8月15日の特攻隊員」(2007.7)を読みました。著者の血縁者、大木正夫さん(最後の特攻隊、宇垣特攻のひとり)の生きた証を残そうと旧軍のみならず自衛隊も含め、大変な聞き取り調査、訪問の旅をされています。読後感は「特攻というものの切なさ」、そして...
昭和54年生まれ、吉田紗知さんの「8月15日の特攻隊員」(2007.7)を読みました。著者の血縁者、大木正夫さん(最後の特攻隊、宇垣特攻のひとり)の生きた証を残そうと旧軍のみならず自衛隊も含め、大変な聞き取り調査、訪問の旅をされています。読後感は「特攻というものの切なさ」、そして玉音放送を聞いた後で「なぜ」、「どこに特攻するのか」、「なぜ宇垣海軍中将は若い部下を沢山道連れにしたのか」(自分だけで自決しなかったのか)という思いでした。やむにやまれず戦わざるをえなかった先輩諸氏に感謝しつつ・・・。
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血縁者に8月15日(玉音放送の5時間後)夕刻に、特攻隊員として出撃した隊員(大木)がいた著者。 大木の足跡をたどりたくて、大木のことを知る人、同じ特攻で出撃しながらも奇跡的に生還した人などを訪ねる。 それまで、戦争・特攻などに関して何の知識もない著者が、当時のことを勉強しながら、...
血縁者に8月15日(玉音放送の5時間後)夕刻に、特攻隊員として出撃した隊員(大木)がいた著者。 大木の足跡をたどりたくて、大木のことを知る人、同じ特攻で出撃しながらも奇跡的に生還した人などを訪ねる。 それまで、戦争・特攻などに関して何の知識もない著者が、当時のことを勉強しながら、少しずつ過去を明らかにしていく。 戦争のことをほとんど知らなかった若い女性の目線で描かれているから、今まで読んだ戦争物と比べてもとても読みやすかった。
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25歳。 私の親族に、最後の特攻隊員がいる。 終戦を知らせる玉音放送の後に 出撃した特攻隊員。 なぜ、終戦後に出撃したのか? 25歳の著者、 吉田紗知さんが軌跡を追います。 ほとんどゼロの状態から 動き始めた彼女が調べていくのは 小説やお話を読んでいるよ...
25歳。 私の親族に、最後の特攻隊員がいる。 終戦を知らせる玉音放送の後に 出撃した特攻隊員。 なぜ、終戦後に出撃したのか? 25歳の著者、 吉田紗知さんが軌跡を追います。 ほとんどゼロの状態から 動き始めた彼女が調べていくのは 小説やお話を読んでいるようでした。 もちろん、 彼女の調べている最中の雰囲気や感情も描かれているので 事実を彼女というフィルター越しに 読んでいるのでそう思うのかもしれません。 彼女が調べているのは本当のこと。 戦時中、終戦後は何もかも慌ただしく混沌としていた。 すごく細い糸を手繰り寄せていくような。 特攻って。 考え方も、記憶の残し方も、感情も、 当たり前だけど、 みんな人それぞれ違って。 この表紙に写ってる隊員の方々の笑顔。 私よりも年下で幼いのに、 凛とした姿。 それだけで、この本を読めてよかったと思う。 散る桜、残る桜も散る桜。
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