トレーニングのホントを知りたい！ 話題の「最新トレーニング法」をブッタ斬り！

谷本道哉【著】

• 販売会社／発売会社: ベースボール・マガジン社/ベースボールマガジン社
• 発売年月日: 2007/08/06
• JAN: 9784583100289

商品レビュー

2024/12/20

専門用語が少なく、論理的に、そしてわかりやすい。また自分が思っていた基礎と似ていたため自信がついた。肩甲骨と股関節が肝。

2015/08/12

「うねり」や「コア」などの根本的な動きを説明してくれるのはすごく必要だと思うんだけど、自分の競技に必要のない項目から入っていたし小難しかったので最初はあまり入ってこなかった。
しかし、本の最後の方にある
・「体感する力」と「発揮される力」
・筋トレでつけた筋肉は本当に使えないのか？
と言う2点でかなり惹きつけられた。
言うならば、この本の最後にあった2点を冒頭に持ってきた方が、本の構成として良かったのかなと思いました。
これが格闘技のことの比重が多ければまた意見も変わったのかもしれないけど…
まぁでも本の題名も「トレーニングのホントを知りたい！」だから仕方ないか。

この最後の2点だけ残しておきます。
・「体感する力」と「発揮される力
体感する力が強いほど発揮される力が弱く、
体感する力が弱いほど発揮されてる力が強い。
要は、筋肉を意識して競技動作を行うと力の発揮はされにくく、「脱力」と「瞬間的な力」の発揮をうまく行えれば力の発揮はされやすいと言うこと。
」
・筋トレでつけた筋肉は本当に使えないのか？
筋トレで付けた筋肉を本当に使えないのだとしたら、ドーピングをする選手の意義が分からなくなる。自分が知っている選手で一番顕著なのがアリスターオーフレイム。
これがなければK-1の世界チャンピオンにはなれていなかったと思う。

筋肉を増強することで行うドーピングは競技能力も上げることはあるが、失格などの罰則処分や副作用による重篤な健康被害などを覚悟しなければいけないので、この「筋肉増強」の必要性は言わずもがなあるとしか言えないと思う。