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南京事件 「虐殺」の構造 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/07/25 |
JAN | 9784121907950 |
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南京事件
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
読みながら大日本帝国陸軍の暴虐が往古の蒙古や現代のロシアに似ていると思ったらほとんど同じ言い方を本書でもみつけて笑ってしまった。 南京事件における日本軍の暴虐性は本当に異常。読めば読むほどその異常性が際立ち、ではその理由はという疑問に答える章節も本書にあるはあるが、発掘されている...
読みながら大日本帝国陸軍の暴虐が往古の蒙古や現代のロシアに似ていると思ったらほとんど同じ言い方を本書でもみつけて笑ってしまった。 南京事件における日本軍の暴虐性は本当に異常。読めば読むほどその異常性が際立ち、ではその理由はという疑問に答える章節も本書にあるはあるが、発掘されている史料の乏しさもあってか、満足できるものではなかった。それを究明しないと、将来軍を設立する必要が出た時にまた同じ轍を踏むことになる。自衛隊員に女性を入れてジェンダーレス云々とか夢見たいな話に現ぬかしている場合ではない。 それと、根拠はないが、日本人はわりと自棄になってしまう傾向が強い気がした。これは別の本でも読んだが、日本人はというより、アジア人にその傾向が強いらしく、普段は統治者に従順して、忍んで耐えてして、ある時それがドンと弾けて大暴乱になる。中国の革命もその類だが、日本にもそういう傾向がある、と。ただ、日本の場合は何かをひっくり返そうという爆発よりも道徳観念をかなぐり捨てて自己中に陥る傾向が強いと思う。逆を返せばそれだけ普段から道徳という世間体に雁字搦めになっているということなのかな。南京の暴虐もまさにそのタイプ。上官のいうこと無視、気の向くままに殺戮、母親もあろうに強姦に耽る、何か線がプツッと切れるんだろうな。そして今にして思うのは、年寄りが戦争を語ろうとしないのは、戦争が辛いからではなく、自分も多かれ少なかれ、線がプツッと切れて、獣と化し、暴虐を働いたことを悔いたからなのではないかしらん。 ただ、『奉天三十年』(岩波新書) には、日露戦争の時の日本軍について著者クリスティーは統制がとれていて安心できたとする一方、日本軍が去って、平民や下士が入ってくると、風紀も治安も大いに乱れた、と書いて居る。同書には、ロシア人がとても親切に頼もしく振る舞う場面もでてくる。あるいは、西欧人同士だからかも知れないが、暴虐を極め、命令を無視する軍というのは、結局弱さから来て居るのかも。弱いということは人の交代もはやく、育つ前に教育も充分に受けていない庶民が兵にとられ、結果軍の統率も崩れ、悪循環で敗北に突き進む。
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恥ずかしながら南京事件についてはまともな知識がなかったので大変勉強になった。とても詳しくバランスよく書かれていて、概要はわかった。巻末資料も詳細で、この資料を見ながら読むとどの部隊がいつどこで事件に関わったのかがわかる。
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実証主義そのものという人。それゆえ当時大衆迎合的だった新聞各社の記述を、批判的に見ていて面白い。 南京事件はあった、なかったという議論ではなく、南京入城や軍略、陸軍報告書から分かる師団の動き、海外の新聞からどのように事件と呼ばれるものが起きていったかを検証している。 盧溝橋から...
実証主義そのものという人。それゆえ当時大衆迎合的だった新聞各社の記述を、批判的に見ていて面白い。 南京事件はあった、なかったという議論ではなく、南京入城や軍略、陸軍報告書から分かる師団の動き、海外の新聞からどのように事件と呼ばれるものが起きていったかを検証している。 盧溝橋から東京裁判まで、網羅的な説明がありがたい。 強いていうなら、松井大将の実録は多かったものの、谷中将に関する記述が弱かったことが残念。 第六師団の動きを詳しく知りたい。 どなたかご存知あれば、情報を。
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