scarlet バーズCリンクスコレクション

斑目ヒロ(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎コミックス/幻冬舎
• 発売年月日: 2007/08/24
• JAN: 9784344810686

商品レビュー

2021/07/31

斑目ヒロさんの最近の作品は余り得意では無かったけどこれは凄い良かった！
遼は現実にいたらキングオブ駄目男。女性関係はだらしないし、家事どころか生活もままならないまぁ〜見ていてイライラしてしまう様な奴。そんな浮気ばかりしている遼とそれに複雑な思いを持ちながらも耐える昭雄。そんな状況が続いた時に事件がおこる。　
この変からもう昭雄が不憫で不憫で、遼が不甲斐なくて何故こんなに歪な愛し方しか出来ないの？と何度も思った。けれど誰かに奪われるくらいなら殺してでも自分のものにしたい、そんな遼の言葉と行動で愛されてる実感を持ち幸せだと思ってしまう昭雄は実は遼以上に歪んでるのかもしれない。
というか正直登場するキャラクターの考え方は、ほぼ共感は出来ない…なんならまともなのは友人の山本だけだと思うし。笑
離れられない共依存的関係の昭雄と遼だけど、何だかんだいっても二人幸せそうなのでこれはこれでハッピーエンドだと思う。ただ第二第三の女が出てくる度に殺傷沙汰ばかり起きてたら昭雄の命何個あっても足りないし、山本の心身も持たないよ…
この件で遼が人間としてレベルアップしてるといいんだけども…。
ただ続編のscarredの方では昭雄だけではなく遼も愛されている自覚をもつのでまぁ大丈夫かな？
このお話の1番の功労賞は二人のある種のプレイに巻き込まれた友人の山本だと思う。マジでいい奴過ぎるから登場人物の中で一番幸せになって！！

ワンナイトスタンドは時貴が格好良いし晴海は可愛かった！一途で健気な晴海と顔も性格も男前な時貴は超お似合いだね〜

もう一つの俺の恋人の攻めと受けも駄目なとこが結構あるんだけど何か憎めないそんなキャラクターだった！ナオキくんが愛されてる自覚を早く持ってほしいな〜普段は根暗なナオキ君だけど何となく将来的にケイトを尻に引いてそうな気がする。

ボロクソに言ったけど(主に遼について)、お話自体は好きで何度も読み返した。ここまできたら誰に理解されなくても二人の愛を貫いていってほしいな。愛の形って人それぞれだなぁと思える作品。

2017/10/17

表題作の話の亮はヘタレを通り越してただのクズな気が…病んでるワンコ系で共依存カップル。
きっと亮はこれからも寄ってくる女を断りきれなくて同じことを繰り返す気がする

2015/09/06

美形だけど自分に自信のないワンコ系の同級生に懐かれとうとう食われてしまう。
そのまま恋人になるかと思いきや、受けの事が一番と言いながら優柔不断ゆえにいっつも女性が放っておかなくて浮気をされる。
でもずるずると付き合ってきていたがとうとう女性が出てきて「別れて」と言ってくる。そのまま攻めを拒否し続けていると、攻めがすがって来て、なのに女性からは無言電話が架かってきたり受けに対する罵詈雑言を吐いたりされて、、、。

攻めの優柔不断が胸糞悪い話。
しかも、絵がまた、ギャグ絵を入れるのは多少なら仕方ないけど、丸にチョンと描いたギャグキャラになる頻度が高すぎる。コメディじゃないんだからいい加減にして！というほどギャグ絵が出てきてイラつく。
美形な絵は綺麗なのに、もったいない。

話も腹立たしい話なので評価は2です。