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国際政治 中公新書
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国際政治 中公新書

高坂正尭(著者)

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国際政治 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/中央公論新社
発売年月日 1966/08/25
JAN 9784121001085

国際政治

¥330

商品レビュー

4.3

38件のお客様レビュー

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2025/10/03

 高坂さんの著作はとっつきにくいものもあるイメージだが、これは比較的読みやすい印象。  第2章はメモをとっていなかったので、第1章だけ感想を書くと、1966年に書かれた古い本ゆえに情報の古さは否めないが、普遍的に通じる原理が書かれていてとても現在の国際関係を見るのに参考になると思...

 高坂さんの著作はとっつきにくいものもあるイメージだが、これは比較的読みやすい印象。  第2章はメモをとっていなかったので、第1章だけ感想を書くと、1966年に書かれた古い本ゆえに情報の古さは否めないが、普遍的に通じる原理が書かれていてとても現在の国際関係を見るのに参考になると思った。  19世紀に工業文明が発展するにつれて、戦争に膨大な費用と犠牲がかかるようになった。ケナンの、早期に敵に降伏した方が、継戦して多大な犠牲を払って勝利するより被害が少ない。のようなニュアンスの言葉があり、これは真実だと述べている。  また、面白かったのが、米ソ冷戦下で相互破壊確証を維持するために反ミサイル・ミサイルを作ったり、大規模な地下シェルターを作るのは緊張を高める行為として禁じられていたことだ。  これは本文においてあまり重要でないかもしれないし、安保に詳しい方からしたらそりゃそうだろうとなるだろうけど、僕にとって新しい発見で面白かった。  また、核保有国同士はコミュニケーションを取ることが大切で、核の拡散は核保有国のコミュニケーションを疎かにするという観点から好ましくないというのも面白かった。キューバ危機だって、双方の意思疎通がなければ、解決を見ることはなかった。  本文の第1章で印象に残ってる箇所を上げるならこんな感じだろうか。友達が高坂さんの大ファンで、その影響から読み始めたけどまだまだわからないことが多い。また読み返すなり、高坂さんの他の著作も読むなりしたい。話の本筋が理解できてないからダメだが、高坂さんがおっしゃることをそのまま理解できるようになりたい

Posted by ブクログ

2025/01/05

軍縮による平和、経済交流による平和、国際機関による平和、そのいずれもが容易には達成できるものではない。もちろん、この三つの要素が全く平和に寄与しないというわけではないが、この三つの要素だけによって平和を実現することには悲観的にならざるを得ない。 国家間で対立が生じた際には、対症療...

軍縮による平和、経済交流による平和、国際機関による平和、そのいずれもが容易には達成できるものではない。もちろん、この三つの要素が全く平和に寄与しないというわけではないが、この三つの要素だけによって平和を実現することには悲観的にならざるを得ない。 国家間で対立が生じた際には、対症療法的に旧状復帰の原則で対処し、その手段として国際法や国際機関を駆使する。そうして、国際法や国際機関の権威を高め、現在の秩序へ挑戦することのハードルを高めていく。容易な道のりではないが、努力を積み重ねていくしかない。 冷戦下で書かれた本なので、現在とは違う国際社会が前提として描かれている。国家間の戦争とは違った平和への挑戦者が現れた世界ではどのように平和を目指すべきか。筆者の見解を知りたい。

Posted by ブクログ

2024/04/10

力・利益・価値に従って国家は行動する。その内の1つだけを見ていると見誤るp.21。平和を語ることは、権力闘争と無関係ではありえないp.13。力(恐怖)による平和は多くの危険を含むが、武器なき平和は実現不可能であるp.61。幣原喜重郎は国際政治が「平和」の名において語られる時代でも...

力・利益・価値に従って国家は行動する。その内の1つだけを見ていると見誤るp.21。平和を語ることは、権力闘争と無関係ではありえないp.13。力(恐怖)による平和は多くの危険を含むが、武器なき平和は実現不可能であるp.61。幣原喜重郎は国際政治が「平和」の名において語られる時代でも、その内実は権力政治であることを十分に認識していなかったp.10。▼フランス革命。人々は戦争は王や貴族がするものであり、人民の意思が政治に反映されれば、戦争は起こらなくなると考えていたp.209。こうさか・まさたか『国際政治』1966 国家が追求すべき価値の問題を考えないなら、現実主義は現実追従主義またはシニシズムに陥る危険がある。『現実主義者の平和論』1963 **************** 日本は国際的な協調行動をとるべきだった。当時、中国に進出していた国が自国の権益を守るのは当然のこと。1927年、英米が日本に共同出兵をしようと言ってきた段階で、日本は行動を共にすべきだった。▼松岡外交も幣原外交も、共に両極に振れすぎて、日本に悪弊をもたらした。いずれも評価に値しない。世界に通用するルールの中で、冷静かつドライに自己主張をすることが大切。国際社会では、情に流されたり、対立を避けようとして主張をしないと、それこそ平和を失う危うい道である。▼議会できちんと政策論争を行わないままに、首相の側近など狭い範囲で政策決定する政権は、敵国スパイの工作活動(例:尾崎ほつみなど)に脆弱。中西輝政(なかにし・てるまさ)『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』2006 インテリジェンスとは、国策に役立てるために国家が集めた情報の内容のこと。秘密情報、独自に分析して練り上げた情報が、自国の国益にどのような意味をもつのか、信憑性を吟味した上で解釈を施したもの。中西輝政 『情報亡国の危機』2010

Posted by ブクログ