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日本人と日本文化 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
| 発売年月日 | 1972/05/25 |
| JAN | 9784121002853 |

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日本人と日本文化
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
応仁の乱は一種の革命。仏教の権威、公家の権威、室町大名の権威、血統の権威が亡霊みたいにか細くなった。そして民衆の中から、織田や徳川が出てきた。司馬 金のような温かい黄色よりも、銀にような淋しい色のほうが日本的な感じがする。東山文化の墨絵、花道、茶の湯。宗祇(旅の詩人)。雪舟。陶...
応仁の乱は一種の革命。仏教の権威、公家の権威、室町大名の権威、血統の権威が亡霊みたいにか細くなった。そして民衆の中から、織田や徳川が出てきた。司馬 金のような温かい黄色よりも、銀にような淋しい色のほうが日本的な感じがする。東山文化の墨絵、花道、茶の湯。宗祇(旅の詩人)。雪舟。陶器なら伊万里や柿右衛門ではなく吉田織部。キーン▼淡い月光のもとで見る銀閣は完璧な美のような感じがして、これは生身と断絶したやつ(足利義政)が作ったに違いない。司馬▼太秦・広隆寺の弥勒菩薩。当時の金箔や塗は剥げ、地肌がむき出しになり、千年の間に黒っぽくなっている。中国では塗り直すだろうし、朝鮮では必ず塗り直す。司馬▼日光東照宮。徳川の天下が固まって三代目。家康へのおべっかの限りを尽くした。美を創り出すより、おべっか表現だからデコラティブになった。黄金の時代だった安土桃山の模倣。安土桃山という開かれた時代には黄金が時代の情感にふさわしかったが、閉ざされた徳川時代になっているのに安土桃山の豪華さだけマネた。そのいやらしさが出ている。司馬 四天王寺。外国からの使いに、船から高度な建築物を見せるため。司馬
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日本史の国民的作家と日本文学の碩学の対談。 間宮林蔵が幕府方のスパイだったとか、アーネスト・サトーが天皇中心の中央集権体制のアイデアを出したとか、知らないことがたくさん載っている。 1972年初版の本だが、歴史好きなら読んで損はない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奥付には、1984年4月10日初版発行、発行者嶋中鵬二と記されている。本書は当時の中央公論社の会長である嶋中鵬二氏が、司馬遼太郎とドナルド・キーン氏のそれぞれに対談を持ち掛け、実現した対談の内容が収められている。 最初の「はしがき」は司馬遼太郎氏が書き、最後の「あとがき」をドナルド・キーン氏が記している。 その「はしがき」で司馬氏は、この対談話を持ち掛けられたとき、「それほど憂鬱なことはありません、とことわった。」と述べている。次に「もし日本文学についての話題をキーンさんが抜いてくださるならば」という条件を提示し、それをキーン氏が了解してくれたことが書かれている。 そして、受ける段になって、出版社への注文として「日本人と日本文化について関心をもっている同年配の人間二人が、ふと町角で出くわして、そこはかとなく立ち話を交わした、というふうな体にしてくださるとありがたいです。」と述べたことが記されていた。 一方、キーン氏は「あとがき」で、この勧めがあったとき、「名誉だと思った、と同時になんとなく不安を感じた」と述べている。理由は自身の研究に没頭するあまり、司馬氏の小説をほとんど読んでおらず、不勉強の恥をさらすことを憂慮したからだそうである。 そして、「司馬氏の本を読んでこないということ」を条件としての対談となったことに安心し、対談を受けたと書かれている。 はじめはお互い、相手の大きさに恐れのようなものを感じ躊躇した様子がうかがえる。ところが、いざ実現してみると、これが互いに水を得た魚のように話が弾み、縦横無尽に話が展開していくのである。しかも、重厚な知識に裏付けされた一言一言の内容が、深くて濃い。 キーン氏は、「あとがき」の中で、「五分も話さないうちにあらゆる心配が完全に消えて、何年も前からの友達といっしょに話し合っているような、自分の気が付いた面白い発見、または誰かに聞かせたいと思ってきた新しい説をしゃべる機会に恵まれたという快感があって、話題が足りなどころか、自然に次から次へと湧いてきた。」と述べている。まさにその通りの内容である。 対談場所は、1回目奈良「大和 平城宮址」、2回目京都「銀閣寺」、3回目大阪「適塾」の近くのお店等を設定されており、対談のテーマもまた、それに合わせた内容で進んでいく。 第1章「日本文化の誕生」 第2章「空海と一休 宗教の普遍性について」 第3章「金の世界・銀の世界 乱世の美学」 ※足利義満の金閣、義政の銀閣とその時代の文化 第4章「日本人の戦争観」 第5章「日本人のモラル 儒教をめぐって」 第6章「日本にきた外国人」 第7章「続・日本人のモラル」 第8章「江戸の文化」 日本人が影響を受けた思想に、神道、儒教、仏教があるが、特に儒教の影響については、司馬氏とキーン氏の議論が若干白熱する。したがって、第7章に続編がある。 このあたりの議論は、日本人であるからこそ「日本のことを肌で感じて知っている」というスタンスの司馬氏と、外国人であるからこそ「日本人というものを客観的にとらえることができる」というスタンスのキーン氏の議論が白熱する。 あるいはキーン氏は、「日本の戦いの決着はえてして、裏切りによるものがほとんどだ。これは外国とは違う。どうしてそうなのか?」というように、世界の中の日本という視点で疑問をぶつけてくる。それに対し、司馬氏が日本的な「裏切り」の構造について、例えば関ヶ原の小早川秀秋の心理の動きを説明する。 また、ドイツ帝国軍のメッケル少佐に関ヶ原の陣形を見せたときには「これは石田軍の勝利」と分析したが、「裏切り」の話をしてメッケルはその逆の結末に納得したというような、非常に奥の深いエピソードを瞬時に膨大な情報が詰まった引き出しから紹介する。これは司馬氏の引き出しだが、その逆(キーン氏の引き出しから出ること)もまた常である。 二人の対談者はともに、一つの歴史的事実にある背景を深く分析し、読み解き、お互いの対話で理解を深めあったり、あるいは角度の違う意見を交換することにより、さらに分析をその場で転換したりと、まさに縦横無尽に楽しんでいる感がある。 歴史への関心がさらに広がる良い本でした。
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