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キリスト者の自由・聖書への序言 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2000/12/01 |
JAN | 9784003380819 |
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キリスト者の自由・聖書への序言
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商品レビュー
4.2
20件のお客様レビュー
『キリスト者の自由』のみ読んだ。ルターの考えてることがよくわかった、気がする。 ルターの中で重要なのはとにかく「信仰」あるのみ。信仰によりと神と一体となることで、神からは善があたえられ、人間の罪は神に呑み込まれていく。 信仰さえあれば、キリストを倣って行動にあらわれるはずであり...
『キリスト者の自由』のみ読んだ。ルターの考えてることがよくわかった、気がする。 ルターの中で重要なのはとにかく「信仰」あるのみ。信仰によりと神と一体となることで、神からは善があたえられ、人間の罪は神に呑み込まれていく。 信仰さえあれば、キリストを倣って行動にあらわれるはずであり、誤っても信仰無しの善い行いなど考えられない。 人間の罪は神のなによりも強い義によって呑み込まれる、という考えを見て、ルターがいかに日々の抱えきれない不安感をキリストを信じることによって拭い去られたかということが伝わってくる気がした。 深く信頼し身を委ねることによって心の行き場を見つけた安堵感みたいのをかんじる。 ───── ここからは話が逸れる上、私の理解が誤ってる可能性もあるが、ルターがエラスムスの自由意志論に反発した理由もなんとなく分かるような気がした。 エラスムスの言う自由意志論は、神からは義があたえられ、ひとの罪は人に帰せられるべきである、というものと理解している。 エラスムスのこの考えでは、ルターの若い頃につきまとったあの絶え間ない不安感は拭い去れないのではないか。
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見よ、これが愛の本性なのであり、それの真実な場合のそれなのである― キリスト教への親しみが増した一冊だった。 読み終わった後、ルターの命懸けのキリスト世界への情熱と当時の思いを馳せると、なんとも感慨深い。
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たまたま古本屋でタイトルと古書のオーラに惹かれて買ったが、思いがけず歴史的に重要な本だった。この本を境にプロテスタント運動が活発になりカトリックと別れていった(ということで合ってるだろうか?)、そう思うととても感慨深い。 古い本だけに字体は固く読みにくさはもちろんあるが、そもそ...
たまたま古本屋でタイトルと古書のオーラに惹かれて買ったが、思いがけず歴史的に重要な本だった。この本を境にプロテスタント運動が活発になりカトリックと別れていった(ということで合ってるだろうか?)、そう思うととても感慨深い。 古い本だけに字体は固く読みにくさはもちろんあるが、そもそものルターの文章字体はとてもフランクに書かれていて背景を想像しながら読むとかなりスラスラと読むことができた。腐敗していったカトリックに対して、敬虔でまっすぐな想いで形式より中身が大切だと語っている、その立ち向かう姿勢がかっこいい。 「聖書への助言」これはさらに読みやすい。昔の人はクリスチャンであっても教養の問題か、聖書の内容に明るくない人が多かったのだろうか。聖書を殆ど読めていない人へ、何から手をつけたらいいのか丁寧に書いてある。私みたいなキリスト教初心者にも優しい内容だった。特に詩篇が好きだったというルターの熱が、詩篇について書かれている部分から見てとれて和んだ。改めて詩篇を読んでみたくなった。
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