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資本論(2) 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 1992/10/01 |
| JAN | 9784003412527 |

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資本論(2)
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
当時の労働状況が過酷すぎて、自己実現だの成長だのという(搾取を隠蔽するあらたな装置にほかならない)馬鹿げた名目に踊らされてみずから進んで残業をする現代の労働者の情けなさに涙が出る。
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第二分冊。 手工業の機械化、労働及び機械の資本化、労働の単純化、という過程の中、 資本家は、剰余価値を吸い上げるため、絶え間なく労働の時間若しくは強度の増加を迫る。 その中で労働者の保護と待遇改善を目的としたはずの工場法だが、図らずもさらなる機械化と労働者の雇用数減を推進し、小...
第二分冊。 手工業の機械化、労働及び機械の資本化、労働の単純化、という過程の中、 資本家は、剰余価値を吸い上げるため、絶え間なく労働の時間若しくは強度の増加を迫る。 その中で労働者の保護と待遇改善を目的としたはずの工場法だが、図らずもさらなる機械化と労働者の雇用数減を推進し、小規模工場を駆逐して大規模工場資本の独占的支配権を高める。 要約すると、以上の過程をこの第二分冊で説明している。 産業革命による動力および手工業の機械化と、機会の資本化が、労働者を労働に留まらせて奴隷化する、という構図がわかりやすい。 詳細な論述の合間に、当時の主にイギリスにおける統計や、古代~中世の哲学も挟んでいるので、重厚かつ長大であるが、第一分冊に引き続き議論は明確でわかりやすい。 例として挙げられる産業が、繊維被服や家具などシンプルなものであるのは当時を思わせる。 消費財を購入するために消費財を生産して財貨を稼ぐ、という労働者のサイクルが手に取るように分かった。 機械化が労働者の負担軽減や危険除去のために使われるなら素晴らしいが、残念ながら実際は、労働者を駆逐してコストダウンすることの方がより強い動機となってしまう。 人間はテクノロジーを使うのではなくテクノロジーに 使われるもの、と言うのは、いつの時代も変わらない。 「以前のすべての生産様式の技術的基礎は、本質的に保守的だったのであるが、近代工業の技術的基礎は革命的である」(p506) とおっしゃるとおり。 ・労働者にとって労働時間は、マルクスが言うほど完全な不幸なのか? ・機械化や近代化がもたらした大量生産と物質的窮乏からの脱却は、資本というより市場の要求の面が強いのでは? ・資本主義が引き起こす農村と都市の対立を議論しても、近現代より中世的な生活の方が良かった、とは決して言えないのでは? など、疑問も色々湧いてくる。 今後の展開を楽しみに見ていきたい。
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2024/4/18 労働力は他の原料や材料と同じで売ることができる物資みたいなもの。我々労働者はこの労働力を売って対価を得ている。生産の過程で原料の代金に労働力分の付加価値が付くわけだが、この再生産にあたり労働課程は労働力分の代金の付加価値を超えて続行される。剰余価値は資本家に。...
2024/4/18 労働力は他の原料や材料と同じで売ることができる物資みたいなもの。我々労働者はこの労働力を売って対価を得ている。生産の過程で原料の代金に労働力分の付加価値が付くわけだが、この再生産にあたり労働課程は労働力分の代金の付加価値を超えて続行される。剰余価値は資本家に。 #2 2024/4/17 生産で使用する物資のほとんどは加工物であり、 綿、木版、ネジ、鉱物 それを購入して加工、付加価値をつけて販売する。種子は過去に人が作ったものなので、こういった自然物も加工品と呼べる。 労働はこれらの原料と同じで、資本家が購入する物資のように捉えることができる。 原料と労働を購入して付加価値をつけた物資を作り販売してお金を産むのが資本の流れだ。
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