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美味礼讃(上) 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1983/01/01 |
JAN | 9784003252413 |
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美味礼讃(上)
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
執筆当時の様々な美味…
執筆当時の様々な美味しい料理を紹介した本。読んでいるだけで何かが食べたくなってきます。
文庫OFF
博学な美食家の食にまつわるいろいろな話が詰まっている。時には夢や死もそこで語られる。フランス料理をメインに扱っている。米国にも滞在した著者のいろいろな視点、学問や芸術が凡人の書ではないことがわかった。消化についても詳しい。食は芸術なり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きるために欠かせないもののひとつ。それは食べ物。この”食べる”ということに無常の楽しみを見出す人々が、本書の言う、グルマンディーズである。 生物の歴史の中で、こういった存在が現れたのは一つの奇跡だと思う。本来はそれが自分にとって危険であるか否かを識別するものであった道具としての味覚を、それを楽しませるための手段を追求するというのだから。生きるためには無駄なことにエネルギーを注げるだけの段階に、人間が到達したということなのだろう。上巻では、サヴァランの味覚理論とグルマン礼賛にほとんどのページが割かれている。 本文中からは軽い印象を受けるサヴァランだが、解説によれば、波乱万丈の人生を送っているらしい。そういった長い流転生活が、彼に祖国の料理に対する畏敬の念を生じさせ、グルマン礼賛へとつながって行ったのだと思う。 彼の理論はほとんど彼の経験にのみ依存しているため、その科学的正当性にはかなり疑問が持たれるが、当時の時代背景を探るには格好の作品だと思う。
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