1,800円以上の注文で送料無料

名画はなぜ心を打つか 講談社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

名画はなぜ心を打つか 講談社文庫

瀬木慎一【著】

追加する に追加する

名画はなぜ心を打つか 講談社文庫

定価 ¥565

220 定価より345円(61%)おトク

獲得ポイント2P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/5(木)~12/10(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2007/07/12
JAN 9784062757898

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/5(木)~12/10(火)

名画はなぜ心を打つか

¥220

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/08/01

もともと「講談社ブルーバックス」シリーズの一冊として刊行された本のようで、定量的な絵画の分析に基づく研究が紹介されているのかと思って手に取りました。しかし中身は標準的な芸術学的アプローチが採用されており、期待していた内容からはやや外れていたものの、おもしろく読みました。 セザン...

もともと「講談社ブルーバックス」シリーズの一冊として刊行された本のようで、定量的な絵画の分析に基づく研究が紹介されているのかと思って手に取りました。しかし中身は標準的な芸術学的アプローチが採用されており、期待していた内容からはやや外れていたものの、おもしろく読みました。 セザンヌにおけるマッスへの注目から現代アートのオブジェに至るまでの歴史や、自画像の成立に関する精神史など、美術史の教科書に記されているような内容もありますが、著者自身の洞察に基づく興味深い議論も展開されています。具体的には、近代日本の画壇における裸婦画の扱われ方を追ったり、これまでの抽象と具体の対立が浅薄な「リアリズム」観に捕らわれていたことを批判的に検討したり、さらに真贋問題を手がかりに芸術を取り巻く社会的環境についての考察が展開されています。 絵画の見方を分かりやすく語った本ですが、芸術学の教科書的な知識があった方がより理解できるのではないかと思います。

Posted by ブクログ

2008/02/19

ひまわりを書いたゴッホに惚れるか。ゴッホに書かれたひまわりに惚れるか。どっちでもいいような気もするが立ち止まる。そういう面倒くさい感じは長年腑に落ちないことのひとつで。たまたまゴッホだったのかたまたまひまわりだったのかボクはおそらくこの『たまたま』に謎めいたものがあるように思って...

ひまわりを書いたゴッホに惚れるか。ゴッホに書かれたひまわりに惚れるか。どっちでもいいような気もするが立ち止まる。そういう面倒くさい感じは長年腑に落ちないことのひとつで。たまたまゴッホだったのかたまたまひまわりだったのかボクはおそらくこの『たまたま』に謎めいたものがあるように思っていた。何よりも衝撃や感動が人を先に飲み込んでしまう時間があるような気もしている。それを解消してくれたのはルチオ・フォンタナの『空間の概念』だった。この三本の亀裂と穴は美を超越してボクの心を打ったから後にも先にも何も考えなくていい。ただシュッっとしてるそれとフウッっとしている。たまたまそういう時間に何かが飲み込まれた。

Posted by ブクログ