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科学革命の構造
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 1971/03/05 |
JAN | 9784622016670 |
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商品レビュー
3.9
34件のお客様レビュー
今から二十年以上前に、私の担当だった内田亮子先生が、科学論を私が受けていることを知り、第一回の講義でその講義の要旨が分からなかったことを馬鹿にしていた。教師としての素質があったかどうかはわからないが、しかし、今一つわかった。彼女はクーンが嫌いだったのだ。内田女史は進化人類学を専門...
今から二十年以上前に、私の担当だった内田亮子先生が、科学論を私が受けていることを知り、第一回の講義でその講義の要旨が分からなかったことを馬鹿にしていた。教師としての素質があったかどうかはわからないが、しかし、今一つわかった。彼女はクーンが嫌いだったのだ。内田女史は進化人類学を専門とする科学者だった。クーンは科学者集団を対象として議論する。本来、ある対象を客観的に突き止めるのが科学者の仕事なのに、クーン以降、科学者自身がモルモットのような対象物となってしまったのだ。 それと、最近読んだ『知の考古学』にも類似していた。キーワードは「解釈」である。パラダイムは解釈によってお気に召すものではない、ということがあったが、『知の考古学』でも歴史と親和性があるので、自明なことかもしれないが、ここに記す。 それから、下條信輔さんが、ルネッサンスジェネレーションという企画で、パラダイムシフトは一瞬にして起こるから、気付かないと指摘していたが、クーンは少なくともこの著では、パラダイムシフトには幅があるとしていたのも気になった。
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科学史の中で起こる科学革命のメカニズムをパラダイムという概念に基づいて分析した画期的古典。いわゆる「パラダイムシフト」ってやつのおおもとなのかな?歴史の中で累積的に科学が発展したというわけではなくて、パラダイムが変わることで世界の見方が変わってくるという。昔の理論が間違っていると...
科学史の中で起こる科学革命のメカニズムをパラダイムという概念に基づいて分析した画期的古典。いわゆる「パラダイムシフト」ってやつのおおもとなのかな?歴史の中で累積的に科学が発展したというわけではなくて、パラダイムが変わることで世界の見方が変わってくるという。昔の理論が間違っているというわけではなくて、異質な世界の見方、解釈が生じることで通常科学の方向づけが行われる。 訳者後書にも書かれているように、抽象的すぎて結構解読が難しい!
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私は学生時代、理科系の科目、特に物理と化学が苦手だった。テストでは他の科目では見たことのないような酷い点数を取り、とにかく何とかして少しでも自分の視界から遠ざけたいと思っていたタイプの学生だった。 そんな私が漠然と持っている科学史観は、本書で指摘されている通り「直線的、累積的に...
私は学生時代、理科系の科目、特に物理と化学が苦手だった。テストでは他の科目では見たことのないような酷い点数を取り、とにかく何とかして少しでも自分の視界から遠ざけたいと思っていたタイプの学生だった。 そんな私が漠然と持っている科学史観は、本書で指摘されている通り「直線的、累積的に発展するもの」であり、ある一つの真実に向かって歴史上の科学者たちが一つ、また一つと発見を積み重ねていくというものだった。 ところが本書は、科学者たちの現場で起こっていたことは違うと主張する。時として、大小問わず様々なパラダイムの変革が起こり、その前後で科学者たちは全く違った世界を生きることになる・・・科学という現場の特殊性から必然的に起こるこのような「科学革命」の構造を、科学史的な視点から詳細に論じている。 単純な「直線的、累積的」な科学史観しか持ち合わせていない私にとっては、科学者という「人間たち」が歴史の中でどう振る舞うのかを知ることができるという、いわばドキュメンタリー的な物語として本書を楽しむことはできた。しかし、最初に書いた通り私には科学的教養があまりにも不足しているため、科学的内容についてはほとんど理解できなかったことを告白したい。さらに、なぜ著者がこれほどまでの熱量を以て「実際の科学の歴史はこうだったんだ」と指摘せねばならなかったのかは分からない。それを理解するには、中学生の理科からやり直す必要がありそうだ。
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