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富田の入試英文法 代々木ゼミ方式(Ver.1) 解法の基礎
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富田の入試英文法 代々木ゼミ方式(Ver.1) 解法の基礎

富田一彦(著者)

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富田の入試英文法 代々木ゼミ方式(Ver.1) 解法の基礎

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 高宮学園代々木ライブラリー/高宮学園代々木ライブラリー
発売年月日 1995/12/01
JAN 9784896803976

富田の入試英文法 代々木ゼミ方式(Ver.1)

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2010/08/28

 代ゼミの名物講師の著者による英文法解説。問題の解法を示しながら、「POINT」、「Tool Box」、「What to Learn」に文法、語法をまとめて提示してある。タイトルには「解法の基礎」とあるが、例えば「文型」や「副詞節」、「接続詞」などの本当に基礎的な文法事項について...

 代ゼミの名物講師の著者による英文法解説。問題の解法を示しながら、「POINT」、「Tool Box」、「What to Learn」に文法、語法をまとめて提示してある。タイトルには「解法の基礎」とあるが、例えば「文型」や「副詞節」、「接続詞」などの本当に基礎的な文法事項についてはあらかじめ理解していることが大前提となっている。解法の基礎、を教えてくれるものであって文法の基礎を教えてくれる本ではない。  「英語は論理的に考える力さえあれば、ごく限られた知識だけで十分対応可能な科目」(p.1)、「文法問題は意味から考えてはいけない」(p.53)、「『文法』というのは言葉のルールだから、その働きは、文中にある言葉によってのみ決まる」(p.155)という、フィーリングを徹底的に排除し、文法という論理に忠実に問題を解く方法を紹介している。おれもこの考え方には大賛成、というかこの考え方が当たり前だと思っている。「何となく」ではなく、科学的に考えれば文法問題は解けるはずだと思う。  一方で、基礎的な文法事項を理解した後は、「習うより慣れよ」的な部分も必要だと思う。どこまでも「論理」を追求した結果、「論理」のための「論理」を生み出し、結果として「論理」を理解するための暗記学習も必要で、なかなか正答に辿りつかないというのは困る。例えば、時制の選択の仕方に関して、Tool Box44で(A)から(J)までのプロセスを辿り、その途中で特殊な場合(Tool Box45の(A)から(C))も考慮しなければならない、など、とても一人ではできない。ましてそのプロセスを覚えることも必要なわけで、問題演習を行う以前にものすごい労力を要することになる。結局、著者の授業も合わせて受けることが必要で、なかなかこの本だけで独習というのは難しい。英語が苦手な人も得意な人も、解説部分には例文も少なく、論理という名の迷いの森に誘われる本になってしまっている。  ただ、収録されている問題は骨のあるものばかりで、これらの問題がすらすら解けるようになれば英文法は完ぺきだと言っても言い過ぎではない。巻末には日本語訳があり、これを暗唱するのも良いと思う。(10/08/28)

Posted by ブクログ