フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし

レオレオニ【著】

• 販売会社／発売会社: 好学社/好学社
• 発売年月日: 1987/03/01
• JAN: 9784769020028

商品レビュー

2024/11/19

ぐっとひえこんでいよいよ冬だなという早朝、谷川俊太郎の訃報に接し、うちにあるさまざまな作品を読み返している。
こどもが生まれて、義父母が本を買ってやりたいというのでいくつかのシリーズ物をリクエストして買ってもらったうちの一つは教科書でもおなじみ、子らも大好きな「スイミー」をはじめとするレオ・レオニの絵本シリーズだった。そうやって私自身が子らといっしょにはじめて出会って気に入ったのがこの作品。詩人ってそういう存在なんだな、とすっと納得がいった。子どもたちも気に入っていて、くりかえし読んでやった記憶がある。

2024/11/06

実家から持ってきた。
わたしが小さい頃に読んでいた絵本。
いまだに名作。人気のあるフレデリック。
まだ息子には早いかな？とも思うけど
一度見せてみようと思う。

2024/10/14

レオ・レオニの作品といえばスイミーが有名ではないだろうか。本書のフレデリックもよく目にするキャラクターではある。フレデリックが元々絵本のねずみだと知り、本書を手にした。

深い。
フレデリックは、冬籠りするための餌を集めず、毎日太陽の光を浴び、牧場を見つめ、耳を澄ます。本書のサブタイトルは「ちょっと かわった のねずみの はなし」。
しかし、見る角度を変えたり、もう少し遠くを見てみると、フレデリックはかわったねずみなんかではない。みな同じことをするだけが正解ではない。

谷川俊太郎の訳で、50年以上も前に発刊されたこの絵本。ようやく現代がこの絵本に追い付いたのかと驚いている。