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赤い高梁 岩波現代文庫 文芸79
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2003/12/18 |
| JAN | 9784006020798 |

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赤い高梁
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赤い高梁
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商品レビュー
3.6
29件のお客様レビュー
日本兵の残虐な仕打ちや纏足や癩病者との結婚や殺人などの描写が多いけどグロい印象にならない。風に揺れる一面の赤い高粱が、村人の逞しい生命力、個々の人々の思いや生死とは別に等しく流れる時間、そういったものを象徴的に表しているように思う。
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抗日ゲリラ隊の司令である祖父と少年隊員である父、酒蔵の女主人である祖母。 真っ赤な高粱畑のなかで飛び散る臓物と脳漿。血、酒、土埃に塗れた一族の歴史は神話に落とし込まれ伝承されます。 高粱とはモロコシ。乾燥地帯で栽培され野生のものは全長3mにも達するそうです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
語り手「わたし」の父「豆官」と祖父「余占鰲」の2人が日本軍「鬼子」との戦いによって故郷の村を失うまでの物語と、祖父「余占鰲」と祖母「戴鳳蓮」が出会ってからの生活の物語が、入れ子になって展開していく。どちらも、「わたし」が聞いたり、調べたりして知った物語を回想するという体裁になっており、事実なのか、フィクションなのか、俄には判断しかねる独特のリアリティがある。 祖母が日本兵に打ち殺されたところから始まる、祖母の来歴や祖母の酒造屋の番頭、劉羅漢大爺の回想は、その後に挿入される父と祖父の日本軍との衝突で村人が死んでいく様をより悲劇的にする。 1つ1つのエピソードが持つ「汚さ」のようなものが、戦前の中国の空気感を伝えている。 後半まであることを考えると、やや長いな、とも感じるが、村が、日本軍によって焼かれたのちの物語が読みたくなる。
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