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哲学入門 新潮文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2005/04/01 |
JAN | 9784102036013 |
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哲学入門
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商品レビュー
3.9
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いわゆる哲学の入門ではなく、ヤスパース自身によるヤスパース哲学の入門書。 「限界状況」「交わり」「包括者」「枢軸時代」など、ヤスパース哲学の魅力的な概念が有機的に紹介されている。ラジオ講演の書籍化なので、紙幅の都合もあるのだろうが、説得的な推論というより断定的で「教義」のようにも...
いわゆる哲学の入門ではなく、ヤスパース自身によるヤスパース哲学の入門書。 「限界状況」「交わり」「包括者」「枢軸時代」など、ヤスパース哲学の魅力的な概念が有機的に紹介されている。ラジオ講演の書籍化なので、紙幅の都合もあるのだろうが、説得的な推論というより断定的で「教義」のようにも感じた。 「世界」そのものを「包摂者」=絶対者=神と捉え、それを実存として意識することを説く。「神」を非人格的存在としつつも神の「意志」に従うという議論や、神秘主義のように包括者を直接感得するのではなく、具体的に存在する「他者」との交わりを通して間接的に知るといった主張は、たしかに魅力的であるが、矛盾を孕んでいるようにも思う。つまり、神秘主義や神の観念を正当化しつつ、理性的な個人としての現実的生活も絶対視するという、徹底すると相反する立場を無理やり統合して落とし所を見つけているようにも思える。 すなわち、「神=包括者」と「交わり」という二重の真理を認める二元論のようにも感じられる。 交わりとは、人間関係こそ価値あるものであるという、通常における真理である。包括者とは、絶対者や真理に到達することこそ望ましいとする、例外における真理である。だとすると、包括者と交わりを統一的に関連付けることは、通常における真理と例外における真理を無理に統合することとならないか。そのような統合に実益があるだろうか。通常者は、人間関係における悦びで十分満足することができ、包括者の認識には関心がない。例外者にとって、絶対者こそが関心事であり、かれが救われるのは絶対者との和解ないし合一のみである。交わることのない平行線を無理に理論上交差させたところで、その実践が人を救うものとなるのだろうか。交わりを結ぶ他者の存否は、偶然による。幸運な人間は交わりが可能で、そうでない人間に交わりは不可能ということになる。諸々の具象を超えた包括者を絶対視しながら、それへのアクセスが偶然に依存するという考えは、包括者の絶対性=普遍性を矮小化しないか。
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平易な文章で分かりやすく書かれている。哲学というととっつきにくいイメージがあるが、このような本、あるいはもっと簡単なガイドブックのようなものから読んでいくと良いと思う。 付録に「哲学に関する読書について」という節があるが、ここで書かれていることは哲学に限らず全ての学問における読...
平易な文章で分かりやすく書かれている。哲学というととっつきにくいイメージがあるが、このような本、あるいはもっと簡単なガイドブックのようなものから読んでいくと良いと思う。 付録に「哲学に関する読書について」という節があるが、ここで書かれていることは哲学に限らず全ての学問における読書に共通する。その意味で、哲学はあらゆる学問のベースとなっていると言っても言い過ぎではないかもしれない。
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ドイツの哲学者ヤスパースがラジオにて行った講演をもとに作成された。 「入門」と名前がついているが、哲学的言い回し(と古臭い訳)のため、素人にはかなり難解。
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