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ハラスのいた日々 増補版 文春文庫
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ハラスのいた日々 増補版 文春文庫

中野孝次(著者)

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ハラスのいた日々 増補版 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 1990/04/10
JAN 9784167523015

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商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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2025/05/05

冒頭の2行がすべて。「犬なんてみな同じようなものだと、前は思っていた」が、「あとになってみれば」「かけ替えのない犬になっていた」。そう、ハラスと名づけたこの柴犬を飼わなければ、著者の後半生はまったく違ったものになっていたに違いない。 ハイライトは志賀高原での失踪事件。著者の不注意...

冒頭の2行がすべて。「犬なんてみな同じようなものだと、前は思っていた」が、「あとになってみれば」「かけ替えのない犬になっていた」。そう、ハラスと名づけたこの柴犬を飼わなければ、著者の後半生はまったく違ったものになっていたに違いない。 ハイライトは志賀高原での失踪事件。著者の不注意で、ハラスは姿を消す。捜しに捜した4日間、後悔、落胆、失意、希望、諦念、さまざまな想いが去来する。しかし、ハラスは戻ってきた、やせ衰えて。内田百閒の『ノラや』のような結末でなくて、こちらもなんだかほっとする。もちろん、生き物だから、別れはかならず来る。3年後、著者は老齢のハラスを看取り、悲嘆にくれはするのだが。 単行本はハラスの不鮮明な写真が30葉。増補文庫版は66葉に増え、鮮明。コロナブックス『作家の犬』の表紙カバーには、このハラスの写真が採用されている。お澄ましのいい顔だ。

Posted by ブクログ

2025/02/14

「ハラス」というのは、筆者が飼っていた柴犬の名前。本書は、ハラスが筆者の元にやってきてから、亡くなるまでのハラスと筆者家族に関してのエッセイ。 筆者と筆者の奥様がハラスをどれくらい愛していたかが、ひしひしと伝わってくる。私自身は犬を飼ったことはないが、それでも、ハラスが亡くなった...

「ハラス」というのは、筆者が飼っていた柴犬の名前。本書は、ハラスが筆者の元にやってきてから、亡くなるまでのハラスと筆者家族に関してのエッセイ。 筆者と筆者の奥様がハラスをどれくらい愛していたかが、ひしひしと伝わってくる。私自身は犬を飼ったことはないが、それでも、ハラスが亡くなった場面では涙が出そうになった。犬を飼ったことのある人、あるいは、現在飼っている人は涙なくして読めないのではないか。 筆者は、ハラスと過ごした何でもない場面を思い起こして、それがどれだけ幸せなことだったことかを理解する。それは、もちろん、犬と過ごした時ばかりではなく、また、筆者ばかりではなく、後から考えて、あ~、あれが幸せな時だったのだな、という時間が誰にでもあるということだ。

Posted by ブクログ

2024/02/25

30年ぶりに再読。自分が作者に近い年齢になったからか、より共感する部分が多く感じる。 文中、ハラスを探す折り込みチラシに作者の住所や電話番号が書いてあるのは当然だが、それをそのまま出版物に載せてしまうところが時代だなぁと感じる。中野孝次さんが、まだご健在であったならば手紙を送りた...

30年ぶりに再読。自分が作者に近い年齢になったからか、より共感する部分が多く感じる。 文中、ハラスを探す折り込みチラシに作者の住所や電話番号が書いてあるのは当然だが、それをそのまま出版物に載せてしまうところが時代だなぁと感じる。中野孝次さんが、まだご健在であったならば手紙を送りたかった。

Posted by ブクログ