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ラヴクラフト全集(3) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 1984/03/01 |
JAN | 9784488523039 |
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。 これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。 また読みたい。(2021.9.7) ※売却済み
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再読。 ラブクラフト初期の作品が興味深い。 お気に入りは「戸口にあらわれたもの」 自分が自分でなくなる恐怖ってのはアメリカ人にはすこぶる堪えるものなのかな? 「闇をさまようもの」の裏話がとても好き。 仲間内で楽しんで創作に耽っていたのはなんだか微笑ましい。 自身を語る履歴...
再読。 ラブクラフト初期の作品が興味深い。 お気に入りは「戸口にあらわれたもの」 自分が自分でなくなる恐怖ってのはアメリカ人にはすこぶる堪えるものなのかな? 「闇をさまようもの」の裏話がとても好き。 仲間内で楽しんで創作に耽っていたのはなんだか微笑ましい。 自身を語る履歴書がこれまたおもしろい。 ラブクラフト世界を十分堪能しました。
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①ダゴン 船乗りのわたしは運悪くドイツ軍に拿捕された後、すきを見て逃げ出す。漂流の後に小島に漂着したわたしは、丘の頂上を目指すことにしたのだが――。 ●「窓に!窓に!」で有名な、クトゥルフ神話の原型とも指摘されている短編。 ②家の中の絵 道中で雨宿りのために家屋に入ったわた...
①ダゴン 船乗りのわたしは運悪くドイツ軍に拿捕された後、すきを見て逃げ出す。漂流の後に小島に漂着したわたしは、丘の頂上を目指すことにしたのだが――。 ●「窓に!窓に!」で有名な、クトゥルフ神話の原型とも指摘されている短編。 ②家の中の絵 道中で雨宿りのために家屋に入ったわたしは、そこでテーブルに置かれた古書に目を奪われて――。 ●夢幻的なホラー。そこにいたのははたして死者だったのか生者だったのか。 現場がアーカムの近くなので、食屍鬼をゲストにした物語やTRPGシナリオがありそう。 ③無名都市 アラビアの砂漠で伝説の古代都市を見つけたわたし。探究心から内部に侵入したわたしが目にしたものは――。 ●初めて"アブドル・アルハズラット""アブドゥル・アルハザード"の名が出た作品かな? 恐怖よりも強く感じたのは偽史的な面白さ。 ④潜み棲む恐怖 とある地方で起きた大量殺人。探究心からわたしは仲間とともに元凶と噂される館に乗り込むことに――。 ●厳密には神話に属さないが、展開はホラーの王道で神話っぽさも感じられる。実は何度か映像化されているのだが、設定は大きく変えられているので、知らないとラヴクラフト原作とは気づかないだろう。 ⑤アウトサイダー 遥かなる年月を闇の中で過ごしてきたわたし。日の目を求めて塔を登り、念願の外へ出たのだが――。 ●結末にて、哀しみの中に混じる救いの描写は、ラヴクラフトが求めたものか。 ⑥戸口にあらわれたもの わたしは確かに親友を殺した。だが彼は親友ではない。親友であって親友でないのだ。なぜなら――。 ●よくある結末にせず、あえて曖昧な結末にしたのが良い。 インスマスが深きもの"だけ"の街ではないことを伺わせる点で、クトゥルフ神話の深みをより強く感じさせてくれる作品でもある。 ⑦闇をさまようもの とある男性が自室で変死体で発見される。彼が遺した日記と客観的事実を元に表された、彼の最後の数日とは――。 ●ラヴクラフトの遺作。神話作品では王道の、好奇心から身を滅ぼす話。 執筆年で見ると、晩年の作品は「乗っ取られる恐怖」というテーマが続いている。 ⑧時間からの影 後を継ぐであろう息子のために書かれた日記。そこに記されていたのは、謎と恐怖と深秘に満ちた体験だった――。 ●前半は5年半の空白を埋める内にじわじわと表れ出る未知の記憶に対する恐怖に侵されるが、後半は恐怖というよりも、偽史的な面白さに囚われる。 なにせ精神のみとは言え、古の先住種族から人類滅亡後に登場する種族まで、古今東西の種族が一堂に会するのだから!
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