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一茶 文春文庫
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一茶 文春文庫

藤沢周平(著者)

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一茶 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 1981/12/09
JAN 9784167192020

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商品レビュー

3.9

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2024/03/14

小林一茶の生涯を描いた作品。 一茶といえば、有名な句から親しみ深さを感じるため、のほほんとした人物像を思い描いていたが、いやいや印象一変! 金、愛情、出世欲、安寧などしたたかに求めてもがき苦しみ、しかしどこかで純粋に俳諧を愛した泥臭い生涯。結構めちゃくちゃな所があるのに、何故か憎...

小林一茶の生涯を描いた作品。 一茶といえば、有名な句から親しみ深さを感じるため、のほほんとした人物像を思い描いていたが、いやいや印象一変! 金、愛情、出世欲、安寧などしたたかに求めてもがき苦しみ、しかしどこかで純粋に俳諧を愛した泥臭い生涯。結構めちゃくちゃな所があるのに、何故か憎めない人柄に不思議と惹かれました。

Posted by ブクログ

2022/04/23

1981年第一刷、文藝春秋の文春文庫。藤沢周平の小説で、文化人の一代記の形式。一茶は化政文化の代表的な俳人とされて、江戸時代の俳人というと芭蕉、蕪村、一茶が称される。が、一茶って同時代ではあまり代表的な俳人ではないということを知った。農民の出というのも比較的珍しいのではないだろう...

1981年第一刷、文藝春秋の文春文庫。藤沢周平の小説で、文化人の一代記の形式。一茶は化政文化の代表的な俳人とされて、江戸時代の俳人というと芭蕉、蕪村、一茶が称される。が、一茶って同時代ではあまり代表的な俳人ではないということを知った。農民の出というのも比較的珍しいのではないだろうか。 他:「あとがき」(昭和53年3月)、「解説」藤田昌司(時事通信社・文化部長)、初出:別冊文藝春秋一三九 - 一四二、単行本:「一茶」昭和53年6月文藝春秋刊

Posted by ブクログ

2020/04/18

小林一茶。人間味があるというか人間臭いというか。 嫉妬や嫉み僻みと、貧困や自分の家族などなど。 自分が俳諧師だという誇りを只々持って生きていたのかなと感じる 幼少期から亡くなるまでの流れがまるで滝の様。 月よ花よとロマンティックな俳句ではなく その辺の今の現代にも通じる、ごく身の...

小林一茶。人間味があるというか人間臭いというか。 嫉妬や嫉み僻みと、貧困や自分の家族などなど。 自分が俳諧師だという誇りを只々持って生きていたのかなと感じる 幼少期から亡くなるまでの流れがまるで滝の様。 月よ花よとロマンティックな俳句ではなく その辺の今の現代にも通じる、ごく身の回りの俳句を詠むので有名だけど 俳諧師といえど生活に雲泥の差があったり 流派云々で人付き合いも変わるのだなと知った。 それにしても、読んでいくにつれ何と世の中は残酷なんだと思うことが多かった それでも生涯俳諧師でいたことはすごいなと心から思う。

Posted by ブクログ

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