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橋のない川(第2部) 新潮文庫
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橋のない川(第2部) 新潮文庫

住井すゑ(著者)

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橋のない川(第2部) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2003/03/01
JAN 9784101137032

橋のない川(第2部)

¥550

商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2024/02/15

橋のない向こう川の向こう側は、違う国や違う部落という解釈を(一)でしていた。 しかし妹山や背山の離された話を聞くと、現世とあの世という見方もある。 エタの手は夜蛇のように冷たい噂。不幸者は不幸者としか幸せになれないのかと、堂々巡りを考える。 読むほどに、噛むほどに、解釈の広が...

橋のない向こう川の向こう側は、違う国や違う部落という解釈を(一)でしていた。 しかし妹山や背山の離された話を聞くと、現世とあの世という見方もある。 エタの手は夜蛇のように冷たい噂。不幸者は不幸者としか幸せになれないのかと、堂々巡りを考える。 読むほどに、噛むほどに、解釈の広がるタイトルであり、色んな意味を持たせてくれる住井すゑさん。ささやかな幸せが、好きだ。

Posted by ブクログ

2023/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 徳川幕府が作った身分制度、士農工商エタ非人。エタは生まれた時からエタ。大きくなってニカワをたくか、靴を作るか、まちの便所くみをするしかない者。村から出た者は、みなうまれ故郷をかくそうとする。住井すゑ「橋のない川(二)」、昭39.12刊行、541頁。誠太郎は大坂へ丁稚奉公に。孝二は高等小学校に進学。明4年「解放令」が出てから43年、エタに対する差別は変わらず。明治天皇大葬の夜、杉本まちえから手を握られた孝二は、まちえの好意とずっと思い続けていたが、エタの手が夜温いか冷たいか知りたかったからだと知る。

Posted by ブクログ

2022/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誠太郎が大阪へ丁稚奉公に出て、孝二は高等小学校へ進学する。小森からは貞夫も高等科へ進んでいた。時々無力感を感じる2人だが、勉強は良くできる。エッタであることを面と向かって言うものはほとんどいないが、先生やクラスメイトの偏見は以前よりひどい。差別はおかしい、と分かっていても、自分はそうでなくてよかったとしか考えられない。そしてそれを見透かしていると思うから先生だってエッタが怖い。偏見に浸かっていると正しい判断ができない。 誠太郎が大阪で仕入れた情報が当時の社会を示していて、役に立つ。

Posted by ブクログ

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