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おごそかな渇き 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:簫々十三年. 紅梅月毛. 野分. 雨あがる. かあちゃん. 将監さまの細みち. 鶴は帰りぬ. あだこ. もののけ. おごそかな渇き |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2003/05/01 |
JAN | 9784101134154 |
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おごそかな渇き
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おごそかな渇き
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商品レビュー
3.9
23件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山本周五郎氏の「おごそかな渇き」(1971.1)、なぜかタイトルに親しみが。解説を読むと昭和42年1月~2月(日曜版)の8周目で絶筆となった作品とか。中学時代に目に触れていたんですね。内容は、りつ子と隆二がまさにこれから東京に出ようとしているところ、これからの物語ですね。
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しみじみ人情を感じる短編集だけど、実はそれぞれ違いがあり、バラエティーに富む。武家もの、心意気、相手を気遣う気持ち、ほんとうの人間らしさが感じられる。 「将監さまの細みち」なんて、背景を変えたら現代の小説になりそう。”あのひとは知っていた”と気づくあたりはドラマのようで「蕭々十三...
しみじみ人情を感じる短編集だけど、実はそれぞれ違いがあり、バラエティーに富む。武家もの、心意気、相手を気遣う気持ち、ほんとうの人間らしさが感じられる。 「将監さまの細みち」なんて、背景を変えたら現代の小説になりそう。”あのひとは知っていた”と気づくあたりはドラマのようで「蕭々十三年」「紅梅月毛」と全く違う世界を描けるってすごい。
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著者の絶筆になったという小説。昭和35年頃の福井が舞台のようだが、江戸時代と言っても不思議ではないような雰囲気。竹中啓吉と娘・14歳の少女のりつ子、そして行倒れを助けられた松山隆二。竹中の宗教談義が興味深く、松山とりつ子が東京を目指す山歩きの場面の描写が美しい。この後どのような展...
著者の絶筆になったという小説。昭和35年頃の福井が舞台のようだが、江戸時代と言っても不思議ではないような雰囲気。竹中啓吉と娘・14歳の少女のりつ子、そして行倒れを助けられた松山隆二。竹中の宗教談義が興味深く、松山とりつ子が東京を目指す山歩きの場面の描写が美しい。この後どのような展開をするはずだったのか!未完に終わったのは残念である。りつ子が、うっすらと女らしさを感じさせるいくつかの描写が新鮮。
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