- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
駅路 傑作短編集 六 新潮文庫第6
定価 ¥935
330円 定価より605円(64%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/27(水)~12/2(月)
商品詳細
内容紹介 | 内容:白い闇. 捜査圏外の条件. ある小官僚の抹殺. 巻頭句の女. 駅路. 誤差. 万葉翡翠. 薄化粧の男. 偶数. 陸行水行 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2002/01/01 |
JAN | 9784101109077 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/27(水)~12/2(月)
- 書籍
- 文庫
駅路
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
駅路
¥330
在庫あり
商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
著者の短編は長編と比…
著者の短編は長編と比べても質の高さや破壊力で劣らない。邪馬台国の謎を追究した「陸行水行」は高木彬光の「邪馬台国の秘密」と読み比べてみると面白いかも知れない。
文庫OFF
なるほど。タイトル…
なるほど。タイトル通りで、いかにも現実にありそうな物語。登場人物の心理描写もまた然り。淡々と語るが、それが怖いかも。
文庫OFF
□松本清張読み返し【7冊目】 2024-8-26(月)松本清張『駅路』傑作短編集(六)を読み終えました。この短編集全6巻は、松本清張の短編作品を現代小説・歴史小説・推理小説に分けて、3つの領域を各2巻にまとめたものです。本書は推理小説分野の第2集で、傑作短編集全6巻の最終巻でも...
□松本清張読み返し【7冊目】 2024-8-26(月)松本清張『駅路』傑作短編集(六)を読み終えました。この短編集全6巻は、松本清張の短編作品を現代小説・歴史小説・推理小説に分けて、3つの領域を各2巻にまとめたものです。本書は推理小説分野の第2集で、傑作短編集全6巻の最終巻でもあります。 読売新聞の「松本清張 今日的意義問う」「分析する書籍刊行続く」という見出し記事で取り上げられていた『松本清張の昭和史』と『松本清張はよみがえる』を読んだのをきっかけに、松本清張作品を読み返そうと思いたちました。本書で7冊目です。学生時代に松本清張の作品はかなたり読んだと思い込んでいたけれど、読み返してみると初めて読む作品ばかり。本書収録の10作品も同様です。松本清張は41年間の作家人生で1,000編以上の作品を書いていると聞きました。昔は、数多い話題作のほんの一部を読んだに過ぎないのだなぁ〜とあらためて感じています。 本書では、『ある小官僚の抹殺』、表題作の『駅路』、『陸行水行』の3作品が特に興味深かったです。この3作品を含め本書収録の作品も、えっ!と絶句するような結末を迎える小説が多く、重くのしかかってくるような読書感の作品が多いですが、それでも惹きつけられます。 『ある小官僚の抹殺』は題名が直截的で読むのにちょっと構えてしまう。でも読み出したら止まらない。この作品は、ある中央官庁の課長の犠牲で幕引きとなった政官財の汚職事件の深層に、「私」警視庁捜査ニ課長が推理しつつ迫る展開です。1960(昭和35)年に発表されたもので、作中に昭和の雰囲気を感じる道具立てがいろいろでできます。夜行急行〈安芸〉、時刻表、駅の立ち売り新聞・・・。昭和の人間としては懐かしさを感じる部分が多い。ですが内容は現在の令和の時代にもありそうな状況を描いているように感じます。ぜんぜん古くない。今も汚職事件報道で見たり聞いたりするような。60年前も現在もあまり変わっていない構造があるのだろうかと思いなが読みました。 『駅路』は銀行営業部長を定年退職した人物が主人公です。律儀な努力で勤め上げ、普通以上の地位と収入を獲得した人物。第二の人生の出発に自由を求めます。事件解明にかかわる年配刑事の言葉が印象に残る。「・・・人間だれしも、長い苦労の末、人生の終点に近い駅路に来たとき、はじめて自分の、自由というものを取り戻したいのではないかね。」同じようなステージにある我が身には心に響く。結末は、自由を取り戻しつつある主人公の、明るい歩みであってほしかった。それじゃあ清張作品ではなくなるかもしれないけれど。 『陸行水行』この作品は推理小説なのだろうか?邪馬台国の謎に迫る古代史の歴史書ではないのか?もしかして両方かもしれない。そう思いながら読みました。それにしても、松本清張の古代史にかける熱い想いが伝わってくる作品です。『魏志倭人伝』『古事記』などを縦横に読み解きつつ、諸説を比較検討しながら陸行水行の謎に迫る松本清張の筆は、私にとって驚きの連続でした。この謎の追究は一種の推理だという主旨のことを、筆者は作品の本文で書いていました。この作品は古代史の謎に迫る推理と、この謎解きにかかわる登場人物たちをめぐる事件の真相に迫る推理。推理小説の二重奏だと、読み終わって感じる。何度でも読み返したい作品です。 だいぶ時間はかかりそうだけど、これからも松本清張作品の読み返しを続けようと思っている。 【本書収録作品】 ・白い闇 ・捜査圏外の条件 ・ある小官僚の抹殺 ・巻頭句の女 ・駅路 ・誤差 ・万葉翡翠 ・薄化粧の男 ・偶数 ・陸行水行
Posted by