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火宅の人(下巻) 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2003/03/01 |
| JAN | 9784101064048 |

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火宅の人(下巻)
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商品レビュー
4
29件のお客様レビュー
上下巻あわせての感想を。一回書いたものを消してしまったので、正直鮮度は落ちるけど… 檀さんの人生をなぞりながら楽しくさくさくと読めた。ただ一方でなんでこれが評価されているかはあまり分からなかった。ここまで赤裸々に自分の心の内を語り、それを行動に移している人はいないからだろうか。 ...
上下巻あわせての感想を。一回書いたものを消してしまったので、正直鮮度は落ちるけど… 檀さんの人生をなぞりながら楽しくさくさくと読めた。ただ一方でなんでこれが評価されているかはあまり分からなかった。ここまで赤裸々に自分の心の内を語り、それを行動に移している人はいないからだろうか。 無頼派というから、硬派な人柄を想像していたけど、実際の檀さんはいわゆるリア充でコミュ強で人たらしのような印象だった。こんな行動をとっていたら普通の人は色々言いたいこともあるだろうが、でも憎めない何かの素養を持っているのだろう。 多分読み返すことはないけれど、人生の中で檀さんのように生きられたらと思うなことは何回もありそうだ。
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これほど赤裸々で観察にあふれた物語を本当に初めて読んだ。冒頭の次郎ちゃんのくだりは美しく、その透明さが主人公の好き勝手な人生をまるで水の膜の向こうの出来事でもあるかの様に非現実にうつしている。唯一リアルがあったのは料理の描写かもしれない。食べたい。 上下巻通して哀しく切ない旅情だ...
これほど赤裸々で観察にあふれた物語を本当に初めて読んだ。冒頭の次郎ちゃんのくだりは美しく、その透明さが主人公の好き勝手な人生をまるで水の膜の向こうの出来事でもあるかの様に非現実にうつしている。唯一リアルがあったのは料理の描写かもしれない。食べたい。 上下巻通して哀しく切ない旅情だけれど、愛がある。愛情が細く糸の様にたくさん垂れ下がっていて美しい。
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上巻の続きの欧米旅行編から始まる。 舞台はヨーロッパへ。 アパートの大家であるマダムに「私」とのふしだらを咎められて叩き出された菅野もと子を伴い、さながら、愛の逃避行。ロンドンから、パリへ。 もと子は事情があってローマへ行くこととなり、あとで落ち合う約束をしたが、結局それから会え...
上巻の続きの欧米旅行編から始まる。 舞台はヨーロッパへ。 アパートの大家であるマダムに「私」とのふしだらを咎められて叩き出された菅野もと子を伴い、さながら、愛の逃避行。ロンドンから、パリへ。 もと子は事情があってローマへ行くこととなり、あとで落ち合う約束をしたが、結局それから会えることはなかった。 パリでの一人の生活、買い出しの様子などが生き生きと描かれる。 その後のスペイン、イタリア、ドイツをめぐる紀行も秀逸。 夢から醒めたように日本に降り立つ。 この小説の主人公、作者・檀一雄の分身である桂一雄は、行く場所の定まらない漂泊の人である。 (家は四軒もあるのだけれど) いつも何かから逃れている気がする。 そして、旅のお供には、女が必要だった。 妻は家に居て動かざるもの。同棲中の愛人・恵子は新劇女優だったから旅公演もあり、桂の気まぐれの旅には同行できない。 それゆえ、旅には桂の気まぐれに付き合える、行くあてのない女たちが選ばれたようだ。 選ぶというより、行き当たりばったり、手当たり次第 そんな女たちも居どころを見つけて次々と桂の前を去って行く。 桂は病を得て、女たちとの別れを語る。病床で見た夢なのか、回想なのか・・・ 本作は20年をかけて書き続けられ、完成したのは檀一雄、死の三ヶ月前だったという。 主人公の心と肉体の遍歴を描き、最後にやっと孤独の境地に達する、それを描ききるにはそれだけの年月と、作者自身の円熟が必要だったのだろう。
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