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しろばんば 新潮文庫
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しろばんば 新潮文庫

井上靖(著者)

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しろばんば 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2004/05/01
JAN 9784101063126

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商品レビュー

4.3

75件のお客様レビュー

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2010/05/28

自然に恵まれた環境の…

自然に恵まれた環境の中で育った作者の少年時代の自伝です。

文庫OFF

2024/08/23

しろばんば、夏草冬濤、北の海、読みました。 洪作くんと、少年時代に戻ることができます。 その年頃の少年が見える、感じる当時の情景が、美しく描かれています。 私自身の体験でも、小学生の頃、楽しかったことが中学生になるとつまらなくなったりして、中学生の頃に仲良かった友達も、卒業し...

しろばんば、夏草冬濤、北の海、読みました。 洪作くんと、少年時代に戻ることができます。 その年頃の少年が見える、感じる当時の情景が、美しく描かれています。 私自身の体験でも、小学生の頃、楽しかったことが中学生になるとつまらなくなったりして、中学生の頃に仲良かった友達も、卒業したらばらばらになって全然会わなくなって…ということがあります。これらの作品群には、流れていった井上靖の少年時代が詰まっています。それがまた、読者である自分のノスタルジーを呼び覚まします。 もう随分前になりますが、しろばんばシリーズが好きで、湯ヶ島へ、しろばんばの里に足を運びました。浄蓮の滝を見て、西平の湯に入って、ずいどうを通って…お墓参りをしました。 郷里を掛け替えのなく感じる気持ちは、忘れたくないと思います。 (ゲーム、ぼくのなつやすみが好きな人はおすすめの本です。)

Posted by ブクログ

2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞台がほぼ自分の郷里であることの贔屓目も手伝った側面はあるが、ここまで感情移入して自分の感性ですんなり受け入れることのできる小説は初めてであった。 郷愁というよりは、多くの人が幼少期に出会ったことのある心の動きがかなり正確に再現されており、そこに懐かしさを感じるといったところ。外的な出来事や環境に対して内的なものがどう応答するか、まるで子供の心がそのまま端正な文章になったようである。それでも幼年期の前編は叙事的な傾向が強く、少年期を描く後編は多分に抒情的になっていく。一人の人間の魂が形作られる過程のようである。 後編に移ると幅も奥行きも大きくなっていく洪作の世界で、おぬい婆さんは小さく老いていく。あれだけ剛毅でつっけんどんだったおぬい婆さんが衰弱し、もう洪作の庇護者たりえないことを2人が共有してしまう描写が非常に悲しい。 おぬい婆さんに対する惻隠の情を言葉にできなかった洪作が、二度と会わないであろう老人に優しく声をかけるのも象徴的。子供の大きな成長は些細で何気ないことから起こるのだろう。 以下好きな場面等 村の人間の意地の悪さや皮肉っぽさは、不快というよりはむしろ、この作品ではユーモアを担っており小気味良さを感じさせるものがある。 豊橋で迷子になった場面において、「あとへ引き返すより、まだ前へ進む方が怖さが少いような気がした」とあるが、子供の心理描写としてここまで適切なものは寡聞にして知らない。 沼津のかみきの小母さんに好きな食べ物を聞かれるところ、「よく理解できなかったので、何でもみんな嫌いにしてしまおうと思っていた」とあり、子供の頃ってこんな感じだったなと強く懐かしさを抱いた。 湯ヶ島から大仁が4時間は (長すぎて) 驚かされるが、下田までも4時間で行けるのは意外。下田行きの描写は、量的にも物語的にも比重はそれほどないように思うが、丘の上から入江を眺める2人の構図が快い。 村を去るとき、最も親しい幸夫が遠くから笑いかけるだけというのもいい。 最後に遠く離れていく天城が、読者にも湯ヶ島との別れを感じさせる。

Posted by ブクログ

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