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奔馬 豊饒の海 二 新潮文庫豊饒の海第2巻
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2002/12/01 |
| JAN | 9784101050225 |
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奔馬
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商品レビュー
4.2
172件のお客様レビュー
『豊饒の海』の第二巻…
『豊饒の海』の第二巻『奔馬』。読者に衝撃を与える、さすがは三島由紀夫という作品。『春の雪』あっての本作だが、『奔馬』の方が良かった。恋に殉じた若き松枝清顕、その転生として登場し同じく若くして志に殉じた飯沼勲。彼ら行動者を傍らに見ながら年を重ねていく本多。その本多と同じく年を重ねる...
『豊饒の海』の第二巻『奔馬』。読者に衝撃を与える、さすがは三島由紀夫という作品。『春の雪』あっての本作だが、『奔馬』の方が良かった。恋に殉じた若き松枝清顕、その転生として登場し同じく若くして志に殉じた飯沼勲。彼ら行動者を傍らに見ながら年を重ねていく本多。その本多と同じく年を重ねる自らに三島は何を思ったか!三島由紀夫は本多としての冷静な目を持っていたにもかかわらず、その最期は行動者としての最期だった。今も何処かに三島の転生が存在している
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「転生」を描いた三島由紀夫の晩年の代表作。幽美な筆致も極まり、読んで損することはありません。
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「春の雪」と語っていることは同じだ。 純粋な刹那的な夢の成就(春の雪では至高の禁と表現されていたもの)と、理知的な恒久的な現実の継続とを並べておいたことによる、前者の超越的な美。 本多が言う「恋も忠も源は同じであった」と。 だけど、別の物語、別の主人公によってそれをある種なぞっ...
「春の雪」と語っていることは同じだ。 純粋な刹那的な夢の成就(春の雪では至高の禁と表現されていたもの)と、理知的な恒久的な現実の継続とを並べておいたことによる、前者の超越的な美。 本多が言う「恋も忠も源は同じであった」と。 だけど、別の物語、別の主人公によってそれをある種なぞった意味が2つあると思った。 1つは純粋な美の所在の明確化。 清顕だけを見せたままでは恋慕こそがそれだととられてもおかしくない。純粋な美とはそうではなくて、対象が恋であれ忠であれ「若い命を投げ捨てて希求する」ことだ。そして、それはその性質上、現実(大人)の法秩序・理知から逸脱したものでなければならない。 そのことを本作によって、全編を通して揺るがない主題に据えた。 もう1つは主題の別の軸、時の流れの観念の付与。 「時の流れは、崇高なものを、なしくずしに、滑稽なものに変えてゆく」と書いてある通り、負の純粋性の只中にいたはずの飯沼が資本主義的な職業右翼に落ち、序盤の本多も法秩序という現実の根底をなすものを信頼しきっている。 (本多は清顕の転生に気づくことである部分ではそこを逸したが) つまり、刹那的でないものはもうそれだけで美ではないのだ。本作を読んで、勲の言動が幼稚でおままごとのように感じた僕はすでにその純粋性を失ってしまっているのだろう。 というか、そんなあれこれを考えずとも本当にめっちゃ面白いな。
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