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津軽通信 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:短篇集 ア、秋.女人訓戒.座興に非ず.デカダン抗議.一燈.失敗園.リイズ. 黄村先生言行録.花吹雪.不審庵.津軽通信.未帰還の友に.チャンス.女神.犯人.酒の追憶 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2004/10/01 |
| JAN | 9784101006154 |
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津軽通信
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
執筆された時期が30歳過ぎとはいえ(自殺する数年前だったりわずか数か月前だったり)、やはりデカダン抗議・故郷津軽を描写させた太宰治はどうにもこうにも素晴らしい。嘘はじめに、あと戦中戦後の酒がのめない環境で酒ほしさにいろいろする行動もいかにも太宰。寄せ集めながら私は短編集もけっこう...
執筆された時期が30歳過ぎとはいえ(自殺する数年前だったりわずか数か月前だったり)、やはりデカダン抗議・故郷津軽を描写させた太宰治はどうにもこうにも素晴らしい。嘘はじめに、あと戦中戦後の酒がのめない環境で酒ほしさにいろいろする行動もいかにも太宰。寄せ集めながら私は短編集もけっこう好きなので実は嬉しい。頑固で間の抜けた老人、黄村先生シリーズなんか私はとても気に入ったキャラなのでもっと創作してほしかった。雀は遊女との関係はかくあるべしという理想論なのか実話なのかあえて曖昧な所も太宰。ミステリー調の犯人と女神、新境地なのかもしれないが、太宰よりもほかの作家のほうが強いジャンルなので、この路線は太宰にはしんどいだろう。結語:太宰と津軽の相関はアタリ
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登場人物や語り手の息遣いがすぐ側に感じられた。奇を衒った、技法に酔った、作者の独り善がりの創作ではなく、誤魔化しのきかない文章の巧みさによって、短編の世界に引き込まれた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
好きなタイプの太宰作品が多い、良い短編集だった。 『一燈』、『庭』の雰囲気がすきだった。どちらも長兄とのエピソードなので、私はその2人の関係性が好きなんだろうか.... 落ち着いていて、しおらしく、それでいてユーモアやあたたかさのあるこうした系統の太宰作品が好きだ。 『未帰還の友に』は取り残された太宰のやりきれないどうにも苦しい気持ちが全体に流れており、こちらも苦しくなる。「自分だけ生き残って、酒を飲んでいたって、ばからしい」なんて。 『チャンス』は前半の恋愛に関する御託が面白い。「『ふとした事』から異性と一体になろうとあがく特殊な性的煩悶、などという壮烈な経験は、私には未だかつてないのである。」と書いてあるからこちらが「まさか!嘘をつくな」と突っこむとすかさず次の行には「私は決して嘘をついているのではない。まあ、おしまいまで読み給え」などと書かれているから、してやられたと笑うしかない。本当にこのひとは読者と会話するのが呆れるほど上手い。
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