- 中古
- 書籍
- 書籍
桜川ピクニック
定価 ¥1,361
110円 定価より1,251円(91%)おトク
獲得ポイント1P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/03/14 |
JAN | 9784163257006 |
- 書籍
- 書籍
桜川ピクニック
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
桜川ピクニック
¥110
在庫なし
商品レビュー
3.2
12件のお客様レビュー
パパ友の小説は初めて読んだので、新鮮でした。 子どもと遊ぶ様子が目に浮かぶシーンが多くて、自分が子育てをしていた頃を思い出し温かい気持ちになりました。
Posted by
育児に関わるパパたちの話。 キャリア志向で収入も高い妻たちは意気軒高だ。夫たる自分が担う育児の負担は大きい。子供は可愛いけれど、でも・・・なにか違うのではないか。 共働きなのだから家事・育児の負担は二人で担うべき。 一方の負担が大きくなれば、それは不満になる。夫たちの心理はよく...
育児に関わるパパたちの話。 キャリア志向で収入も高い妻たちは意気軒高だ。夫たる自分が担う育児の負担は大きい。子供は可愛いけれど、でも・・・なにか違うのではないか。 共働きなのだから家事・育児の負担は二人で担うべき。 一方の負担が大きくなれば、それは不満になる。夫たちの心理はよく理解できる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表現規制(児童ポルノ撲滅と称して、実際は児童虐待問題に関係ない言論規制)反対運動を通して知った、川端 裕人さんの短編集。 【各話に登場する主人公】 数名、いずれも『子育てをする父親』たち。 【各話の独立性】 独立。土地、マンションは同一。各主人公は、途中の話で顔をあわせたり、一緒に行動したりもする。 最終話には全員登場。 【各話の色あい、感じ】 そこいらにありえる、日常の一幕。 そのため、フィクションやTVドラマのように、全ての物事にしかるべき勧善懲悪の結末があったりは、しません。 「青のウルトラマン」 青、という色からもわかるように、甘くない、やりきれなさの残る一編。 これが冒頭に苦いパンチをきかせてくれるおかげで、『育児する父親』というフレーズに夢を見すぎることなく、以降の短編にもリアリティが出ている。 「前線」 口を開かずに頷くだけの女子高生とて、サバイバルしてるんだよ、と頷きながら読めた一編。最近の何々は、という以前に、最近の何々が生きていきやすい世の中なのかどうか? 「うんてんしんとだっこひめ」 子どもが一所懸命に宣言すればするほど、思いいれの対象は何?となってしまう親の推理。お兄ちゃんになる男の子の心を、父は丁寧に読み解いている・・・その描写が気に入った。 「夜明け前」 うっはっはっはw と笑って読んだ一編。 私は非性愛なので、異性愛の男性(性自認が男性で、性指向は女性が対象の人)とは違った感想です。 「おしり関係」 ジェンダー論の袋小路を、理論派パンクが突き抜ける。「男の子と女の子の違い」を娘に問われた、パンクな父ならではの解法。両性具有ネタを、こういう風に最後にさらりと混ぜてくれるあたり、川端先生の技量にうならされました。 「親水公園ピクニック」 最終話、全員登場。田舎を離れた都会人達は、子どもとともに探検隊を楽しむ。PTAの強制加入を廃止した、任意加入を訴える川端ならではの展開。 『毎年の』『地域なんたら教室』より、『自分達がしたいと思ったときがやりどき』だと思うのですよ。 ドラマは無いが、日常はある。 論理は隠れているが、主張はある。 一編ずつ読み進めてちょうどよい作品集でした。
Posted by