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利腕
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 1985/08/01 |
JAN | 9784150707187 |
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利腕
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商品レビュー
4.6
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
競馬シリーズ18作目。 「利腕」というタイトルで気が付くべきだった。 ミステリーファンとしては。 障害競馬の元チャンピオンにして、 左腕が義手の探偵ハレーが戻ってきた! 言い訳をさせてもらえば、 この競馬シリーズで今まで主人公が同じ作品は皆無だったので、 全く予想していなかった。 前作「大穴」の最後では、 探偵社を買い取る話になっていたはずだったが、 社長が急死、甥がしゃしゃり出てきて一探偵に戻っていた。 元妻に知らない間に詐欺の片棒を担がせた男を探し、 本命馬が大きなレースで惨敗し、しかも調子を悪くする原因を調査し、 ジョッキィ・クラブの保安部次長を調べ、 と大忙し。 元妻の言動に傷つけられたり、 利腕を奪われる恐怖に打ちのめされるハレーは かなり痛ましい。 馬を調子を悪くする原因が、 豚の病気のワクチンを作るのに馬を利用していた際に 突然変異で発生した菌で、 不活性化したものが研究所だけに存在したという設定は面白かった。 それと、 手掛かりを求めて気球の船長に会いに行ったはずが、 追われて気球に乗り込みレースに参加してしまうところも面白かった。
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かつて花形騎手だったシッド。だがレースで事故にあい左手が義手になった。今は相棒のチコと競馬界まわりの探偵稼業をしている。レースに勝つこと、それが第一の目標だったシッド、家庭はその次、それがもとで妻とも離婚してしまった。冷静さと頑強さ、ちょっとフィリップ・マーロウの雰囲気がする。 ...
かつて花形騎手だったシッド。だがレースで事故にあい左手が義手になった。今は相棒のチコと競馬界まわりの探偵稼業をしている。レースに勝つこと、それが第一の目標だったシッド、家庭はその次、それがもとで妻とも離婚してしまった。冷静さと頑強さ、ちょっとフィリップ・マーロウの雰囲気がする。 今回は、競走馬4頭の体調と成績がどうもおかしいと、かつて自分を育ててくれた調教師の妻、競馬シンジケートを持つ人物、当の競馬界の調査委員長から、調査を依頼され、おまけにかつての妻が詐欺に手を貸す羽目になってしまった、とそちらの調査も依頼される。馬の方は驚くべき事実が・・ 妻の方は、だまされた男の正体を突き止める。その間、熱気球に乗るはめになったり、ドラマにしたらさぞおもしろいのでは?という場面が盛りだくさん。 ディック・フランシス、漢字二文字の題名は前から知っていたが、「海外ミステリ・ハンドブック」で”かっこいいヒーロー”の部門であがっていたので初めて読んでみた。これは1979年発表で今から40年前の時間感覚で粛々と物語は進む。訳文がいい。競馬シリーズでは第4作目。「大穴」の続編とも言える作とあり、そちらも読んでみたい。 ☆早川海外ミステリハンドブック2015:かっこいいヒーロー&アンチ・ヒーロー 1979発表 1981.1.31初版(単行本) 図書館
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40年くらい前の作品ですよ すごっ ぜんぜん今読んでも面白いんだけど やっぱりノスタルジックな想いが少し乗っかっている気もします 冷静に考えるとやっぱり今の時代には合ってないのかなと思ったりもして というのは、かっこいい男の基準がやっぱりちょっと違うような気がします 石のよう...
40年くらい前の作品ですよ すごっ ぜんぜん今読んでも面白いんだけど やっぱりノスタルジックな想いが少し乗っかっている気もします 冷静に考えるとやっぱり今の時代には合ってないのかなと思ったりもして というのは、かっこいい男の基準がやっぱりちょっと違うような気がします 石のような精神力で何ものにも屈しないヒーロー 本編の主人公シッド・ハレーも一度は敵の脅しに屈しそうになりますが、自分の心と会話を交わすうちに精神的な復活を遂げます 今ならきっと自分の弱さを認めつつ、ときには仲間を頼ったりもしながら強さを身に着けていくみたいなヒーロー像のほうが受け入れやすいのかなって思います それにしても我が本棚ながら、凄いバラエティにとんだ本棚になってきたなー
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