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緋友禅 旗師・冬狐堂 文春文庫

北森鴻(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/01/10
JAN 9784167679729

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商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2018/07/18

店舗を持たない骨董業を営む旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子は、銀座の画廊で見たタペストリーに魅せられ、現金で全作品を買う約束をする。 しかし作者は死に、作品は消えていた―。 騙しあいと駆け引きの骨董業界を生き抜く美貌の一匹狼を描く古美術ミステリー短編集。 前作とは異なり、今回は陶子ひ...

店舗を持たない骨董業を営む旗師・冬狐堂こと宇佐美陶子は、銀座の画廊で見たタペストリーに魅せられ、現金で全作品を買う約束をする。 しかし作者は死に、作品は消えていた―。 騙しあいと駆け引きの骨董業界を生き抜く美貌の一匹狼を描く古美術ミステリー短編集。 前作とは異なり、今回は陶子ひとりで事件を解決に導いていくエピソードが多かったのですが、表題作の「緋友禅」では友人のカメラマン硝子さんとのコンビが見られて満足でした。 もたれ合わないけどお互い信頼しているという二人の関係性がいいんですよね。 このお話は真相が早く読めてしまうほどシンプルな謎解きとなっていますが、文章にみなぎる凄みや緊張感が心地よかったです。 中篇の「奇縁円空」は他の短編よりもページが多い分、力が入っているお話でした。 かつての顧客の鑑定により陶子が手に入れた円空仏は“鬼炎円空”と呼ばれるいわくつきの作品。 円空仏をめぐり事件が起こるが、それは30年前の贋作事件に端を発したものだった―。 “鬼炎円空”に秘められた謎や作者の秘密など、行き着く暇なく用意された謎と急展開の連続。 何が贋作で何が鬼炎円空なのか、読んでいるうちにごちゃごちゃしてきて少し混乱しました。 しかし、これだけの作品をものするには豊富な知識や美術眼が必要だと思いますが、豊富なバックグラウンドを秘めながらも押しつけがましくならずに物語を御し、読者をクライマックスへと力強く導いていく筆力が素晴らしいと思いました。 クールな陶子が時折見せる業の深さに惚れてしまう…。

Posted by ブクログ

2017/07/25

旗師という店を持たない骨董屋が主人公。これが美人。 各章ミステリーで萩焼や、彫刻(名前忘れた)や友禅など詳しい。

Posted by ブクログ

2016/09/15

4作短編『陶鬼』萩焼、休雪のイメージなんやろかねぇ。『「永久笑み」の少女』はにわ『緋友禅』古美術ではなく現代友禅作家作品『奇縁円空』円空仏 ”狐闇”とほぼ同じパターンの作品がありまして、なるほどなぁ、、と。文庫タイトルの緋友禅がいちばんミステリらしくて一番つまらんかったんですが(...

4作短編『陶鬼』萩焼、休雪のイメージなんやろかねぇ。『「永久笑み」の少女』はにわ『緋友禅』古美術ではなく現代友禅作家作品『奇縁円空』円空仏 ”狐闇”とほぼ同じパターンの作品がありまして、なるほどなぁ、、と。文庫タイトルの緋友禅がいちばんミステリらしくて一番つまらんかったんですが(笑)、なんでピックしたかと気になった。友禅以外の3作はどれも大変おもしろかったです。短くてちょっと不完全燃焼ですが、結構楽しめました。

Posted by ブクログ

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