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少女パレアナ 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川グループパブリッシング/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 1986/01/24 |
JAN | 9784042212010 |
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少女パレアナ
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商品レビュー
4.1
60件のお客様レビュー
気むずかし屋の伯母の…
気むずかし屋の伯母のもとに引き取られることになった陽気な少女パレアナの日常が生き生きと描かれています。
文庫OFF
子どものとき、英米の「少女小説」というものを読んだ。嫌いだったのが「パレアナ(ポリアンナ)」と「赤毛のアン」である。どちらも想像したことを過剰なほどに喋るわずらわしい少女という印象だった。特にパレアナは、「鏡がなくて嬉しいわ、そばかすを見ないで済むから」っていう「よろこびのゲーム...
子どものとき、英米の「少女小説」というものを読んだ。嫌いだったのが「パレアナ(ポリアンナ)」と「赤毛のアン」である。どちらも想像したことを過剰なほどに喋るわずらわしい少女という印象だった。特にパレアナは、「鏡がなくて嬉しいわ、そばかすを見ないで済むから」っていう「よろこびのゲーム」に心底ムカついた。(ひねくれた子どもだったので。) ちなみに好きだったのは「秘密の花園」のメアリー。「若草物語」のジョーは魅力的だけど、自分とは遠いと感じた。「足長おじさん」のジルシャー・アボットも想像力豊かな少女ではあったが、それはエンタメ的あるいは文学的な才能であり、不快感はなかった。 しかし、大人になって『赤毛のアン』を読み返したら、小説としてとてもよくできていること、アン以外の登場人物もきちんと描かれていていること、何より孤児であり、誰からも必要とされないアンの不安や孤独というものを、自分はちっとも理解していなかったなと反省したのである。(アンシリーズは一から読んでみたいと思っている。) で、パレアナを数十年ぶりに読んでみた。 ちょっと前に『ぼく、ディヴィッド』を読んで、意外と良かったということもあり。 読んでみたら、基本パターンは『ぼく、ディヴィッド』と同じである。無垢な子どもがやって来て、周りの人々を幸せにする。こじれたままになっていた恋愛関係を修復する。もちろんハッピーエンド。 人気があったのは、語りが巧みであることと、全てが上手く行って(謎も解けて)、満足感を得られることにある。また、キリスト教的な倫理観を強化してくれるところが、キリスト教徒の家庭で読む本として大ヒットとなったのだなと理解できた。 「よろこびのゲーム」も、聖書に基づいている。キリスト教徒の少ない日本人はあまり気に止めなかったところだろうが、ここが一番重要なのだろう。 無垢なる子どもというのは神の再来なのだ。パレアナの父が牧師だったことも納得である。 で、パレアナを好きになったか、というとNOである。やっぱり苦手なキャラクターである。 小説の出来としては出自にミステリー要素も絡んだ『ぼく、ディヴィッド』の方が良いと思う。 しかし純文学ではなくエンタメである。読者を気持ちよくしてなんぼ。そういう点では立派な作品であると思う。
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あまり洋書と相性がよくないのですが、今回もはまりませんでした。 とにかくポジティブを貫くパレアナですが、おしつけがましい、もはやウザイ。 私の心は純粋さをうしなったようです(笑) 好みは別として、初版昭和37年という名作に出会えたきっかけはブクログだったので感謝です。
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