戦争解禁 アメリカは何故、いらない戦争をしてしまったのか

藤原帰一【著】

• 販売会社／発売会社: ロッキングオン/ロッキングオン
• 発売年月日: 2007/07/04
• JAN: 9784860520670

商品レビュー

2012/09/19

地元の図書館で読む。著者とは相性が悪いです。しかし、この本は面白かったです。酒井啓子先生との対談の部分を読みました。非常に明快で面白かったです。ただし、現在の視点で見れば、悲観的です。

2011/08/09

▼2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センター・ビルに追突し、1時間も経たないうちに崩れ落ちた――あの時の衝撃は今でも鮮明に頭に残っている。それから6年の間、「解禁された」戦争とは一体何だったのか、問い続けたのが本書である。
▼「あの戦争は不要だった。」そう言われて心中穏やかでない人もいるだろう。だが、たとえどんなに甚大な被害者を生んだからと言って、あれは紛れもなく『テロ』であって、刑事手続によって刑事罰が科されるべきであった。
▼政府がなくなれば周辺地域の情勢は一気に悪化し、「正義」の実現どころか、巡り巡って自分たちの安全さえ危うくなる。明確な戦後構想なく突っ走って生じた結果は、泥沼化した紛争地域と（米国）自身の国際的影響力の低下だけであった。
▼そうそう簡単に答えは見つかるものではないだろうが、「理想としての平和でなくて、現実としての平和」を、私たちは考えていかなければいけないのだと実感させられる一冊であった。

2008/03/31

イケメン政治学者となんとかさん（名前忘れた
の対談本のようなもの。

アメリカの対テロ戦争に批判的な論調。
とても論理的で読みやすい。