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犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 光文社新書
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犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 光文社新書

浜井浩一, 芹沢一也【著】

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犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2006/12/20
JAN 9784334033811

犯罪不安社会

¥330

商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

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2020/03/09

実際には、凶悪犯罪は昔より減っているってことは、統計のウソ、みたいな本でも繰り返し目にするから、頭では理解できているつもり。でもやっぱり思い込みがあって、本作のタイトルを見たときも、最初は犯罪の凶悪化に関するものかと思ってしまった。蓋を開けてみると、そんな事実は果たして無い訳で、...

実際には、凶悪犯罪は昔より減っているってことは、統計のウソ、みたいな本でも繰り返し目にするから、頭では理解できているつもり。でもやっぱり思い込みがあって、本作のタイトルを見たときも、最初は犯罪の凶悪化に関するものかと思ってしまった。蓋を開けてみると、そんな事実は果たして無い訳で、寧ろ上記の思い込みに対する警鐘的内容になっている。この問題に関しても、結局は最低限の生活保障が不十分であることに由来するのかと思うと、ホント暗澹たる気分になっちゃいますね。

Posted by ブクログ

2015/10/29

内容(「BOOK」データベースより) 猟奇的な少年事件や検挙率の低下などを根拠に、「安全神話の崩壊」が叫ばれ、厳罰化と監視強化が進む。しかし、統計をきちんと読み解くならば、あるいは軽微な犯罪者ばかりで老人や病人の多い刑務所を直視するならば、決して「治安悪化」とは言えないはずである...

内容(「BOOK」データベースより) 猟奇的な少年事件や検挙率の低下などを根拠に、「安全神話の崩壊」が叫ばれ、厳罰化と監視強化が進む。しかし、統計をきちんと読み解くならば、あるいは軽微な犯罪者ばかりで老人や病人の多い刑務所を直視するならば、決して「治安悪化」とは言えないはずである。効果のある犯罪対策を実施するには、正しい現状分析なくして、正しい解決はありえない。そのため本書はまず「『安全神話の崩壊』論の崩壊」を宣告。治安悪化言説こそが「神話」なのである。

Posted by ブクログ

2014/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯罪をどうしたら防止出来るかが書かれている 犯罪原因論 「ある人間がなぜ犯行に及んだのか、その原因を究明しようとするスタンスに立つ。そこでは犯罪者は普通の人間とは異なる特別な存在だとまなされて、犯罪にいたった原因が犯罪者の人格や境遇に求められる。そして、原因となった人格の異常性や境遇の劣悪性を取り戻除くことで、犯罪を防止しようというのが犯罪原因論の思想」 犯罪機会論 「犯罪の機会を与えないことで犯罪を未然に防止しようとする理論。特徴的なのは、この理論は犯罪者を特別視しないこと。 どんな人間でも機会があれば犯罪に及ぶし、また機会がなければ犯罪に及ぶし、また機会がなければ実行しないと考える。それゆえどんな人間にとっても犯罪に及びにくいような「環境」を整えようというのが犯罪機会論の派の発想である。 この理論を補強するのが割れ窓理論である 「建物の窓が割れているのを放置すれが、ほかの窓もまもなくすべて壊されるとの考えに由来している。

Posted by ブクログ

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