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オクターヴ ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/05/10 |
JAN | 9784480423283 |
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
田口ランディさんの小説は久しぶりに読んだけれど、シャーマンだとか幽体離脱だとかのスピリチュアル要素は変わらずで(とは言え10年以上前の小説ではあるのだけど)とても読み手を選ぶと感じるのが正直なところ。 私はそういうのは嫌いではないから読むのだけど、この作品は精神世界的な要素がとり...
田口ランディさんの小説は久しぶりに読んだけれど、シャーマンだとか幽体離脱だとかのスピリチュアル要素は変わらずで(とは言え10年以上前の小説ではあるのだけど)とても読み手を選ぶと感じるのが正直なところ。 私はそういうのは嫌いではないから読むのだけど、この作品は精神世界的な要素がとりわけ強めで、読み終えたときには程よくぐったりしていた。 ドレミと始まって、シは有限の極み。そしてその上のドは神の世界。上のドの世界には、ほんの一部の人間しか到り着けない。 物語の基本にあるのは上記のようなもので、主人公のマホは、行方不明になった大事な友人であるミツコを探してバリに向かい、そこでたくさんの不思議な体験を通して上記の世界に触れる。 とても感想が書きづらい。理解できたと自分では思っているけれど、もしかしたら理解しきれていないかもしれない。いまひとつ自信が持てない。 ただ個人的に思うのは、私の周りにも不思議な力を持った人が少なからずいて、そういう人たちはおそらく「上のド」の境地にいる人たちなのだろう、ということ。 その人たちは行方不明にはならずきちんと置かれた場所にいるのだけど、どことなく浮世離れしていて、すべてを達観しているように見える。 この物語のマホは、その境地に行ってしまったミツコを探して、見えない力に導かれるようにしてバリを訪れた。 バリには行ったことはないものの、こういうスピリチュアル要素がある物語の舞台になりやすいように思う。シャーマン文化のある南の島だからなのだろうか。強いエネルギーを感じる場所だというイメージがある。 「考えるな、感じろ」的な、独特な世界を楽しめた読書体験だった。
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突然バリへ向かい、そのまま消息を絶った天才ピアニスト、ミツコを追い、バリへ向かった主人公。そこで出会ったオダというガイドとなる男とともに、ミツコに会うための手段を探すが、ニュピという特別な日まで待たなければならない…。 またあらすじなど無視して読み始め、ははあ、なんか事件が起こ...
突然バリへ向かい、そのまま消息を絶った天才ピアニスト、ミツコを追い、バリへ向かった主人公。そこで出会ったオダというガイドとなる男とともに、ミツコに会うための手段を探すが、ニュピという特別な日まで待たなければならない…。 またあらすじなど無視して読み始め、ははあ、なんか事件が起こるのかしらん?と思ってたら、毛穴から植物の芽が生える…?夢の話か。安部公房の「カンガルーノート」やないか。 事あるごとに夢なのか、本人曰く「解離」なのかはともかく、なんともトリッピーでスピリチュアルな雰囲気が全体を占めている。これが曲者。 途中で「ミツコって誰?」という友達やミツコの両親の話が出てきて、あれ?そっち方面?という気分に。これは純文学な方に持っていきたいのだなと。 最終的に思った通りの展開となるが、主人公があっちこっちに移動したり、体験したりということで飽きずに読むことはできたが、途中で感じた不安のとおり、不思議体験なのか比喩なのか、曖昧なまま展開したのはあまり印象は良くなかった。 短編が合う人なのか、長編が合う人なのか、もう少し読んでみないとなんとも言えないな。
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田口ランディの作品て読んだことなかったな。 舞台のバリ、ガムランの音楽、もともと興味がある分野だったので設定が興味を引いた。 バリの雰囲気、独特の世界観を描き出す田口さんの文脈はすっとその空気に引き込んでくれ、読み進めるうちにガムラン音階が頭の中をぐわんぐわんしていく感じ。 ...
田口ランディの作品て読んだことなかったな。 舞台のバリ、ガムランの音楽、もともと興味がある分野だったので設定が興味を引いた。 バリの雰囲気、独特の世界観を描き出す田口さんの文脈はすっとその空気に引き込んでくれ、読み進めるうちにガムラン音階が頭の中をぐわんぐわんしていく感じ。 特にニュピのピーク時のシーンは、その音がマックスになってたかと。 とても感覚的でその空気感が好きでした。
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