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テロル ハヤカワepiブック・プラネット
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 2007/03/31 |
JAN | 9784152088055 |
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テロル
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商品レビュー
4.5
16件のお客様レビュー
思いがけない災難のように降りかかってきたり、寄生虫か何かのように心のなかにとりつくのかもしれない。それを境に、二度と世界は同じように見えなくなる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
テロル ハヤカワepiブック・プラネットの「観光」を読んで、アジア的な視点で、タイの庶民の哀楽が心に残ったので、この本を読んでみました。 全体の印象は、アジアの柔らかい神様、価値観に対してアラブの硬い神様、価値観の違いが際だっていて、アジアの柔らかい神様の価値観が強い竹蔵は、ちょっと食傷気味でした。 主人公のベドウィン族出身で、イスラエルに帰化して医者をしているアミーンはイスラエルで何の不自由もない暮らしを送っています。そんな中、愛する妻のシヘムは妊婦に変装して爆弾を腹に巻いて、マクドナルドで自爆テロを起こします。何故、シヘムは”カミカゼ”を起こしたのか?アミーンの自暴自虐とも取れる探索の旅が始まります。 報復のために家をイスラエル軍につぶされるアミーンの一族。そして、さらなる報復のために一身を投じていく人たち。希望のない毎日よりも大儀のための死は幸福か? 平和ボケしている竹蔵にはピンときていませんが、世界では多くの人が希望のない毎日を送っているかと思うと、なんとも後ろめたい思いを持ってしまいました。 竹蔵
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いつまでも止む事の無い内戦は何故継続しているのか?それは貧困の為や領土拡大の為の戦争ではなく、自由を勝ち取るための戦争だから。そもそも、自由に対する根本的な考えの違いがある。否、考え方などと言う半端なものではなく、信念の違い。「自由とは心の底からの信念なんだ。」 「これは誰の身に...
いつまでも止む事の無い内戦は何故継続しているのか?それは貧困の為や領土拡大の為の戦争ではなく、自由を勝ち取るための戦争だから。そもそも、自由に対する根本的な考えの違いがある。否、考え方などと言う半端なものではなく、信念の違い。「自由とは心の底からの信念なんだ。」 「これは誰の身に起きてもおかしくない事なんだ。災難の様に降りかかってきたり、寄生虫か何かのように心の中にとりつくのかもしれない。それを境に、二度と世界は同じように見えなくなる。」 幸福という考え方を根底から揺るがされる物語。良い本に出合えた。
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