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エドワード・オールビー(Ⅰ) 動物園物語、ヴァージニア・ウルフなんかこわくない ハヤカワ演劇文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
| 発売年月日 | 2006/11/30 |
| JAN | 9784151400032 |
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エドワード・オールビー(Ⅰ)
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エドワード・オールビー(Ⅰ)
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
最近読んだ別の本にエドワード・オールビーの「動物園物語」の感想が書かれていて、興味を持った。本書には「動物園物語」のほかに「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」が収められている。ヴァージニア・ウルフの方が有名で、60年代のアメリカの脚本ながら、今も日本で度々上演されている。 ...
最近読んだ別の本にエドワード・オールビーの「動物園物語」の感想が書かれていて、興味を持った。本書には「動物園物語」のほかに「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」が収められている。ヴァージニア・ウルフの方が有名で、60年代のアメリカの脚本ながら、今も日本で度々上演されている。 ■動物園物語 公園のベンチで出会う2人の人間の会話劇。一方は家族も職も安定した中産階級の常識人ピーター、もう一方は安アパートに住む孤独なジェリーである。舞台はずっと公園、登場人物は2人だけ。大したセットも大人数の役者も必要ない、演じる気があれば誰でもできてしまうからこそ難しい脚本なんどろうと思った。 ジェリーは唐突にベンチにいたピーターにに話しかける。いきなり関係を持とうとする。ピーターは良識に基づき仕方なく話相手になるが、ジェリーがあまりにしつこく狂気に満ちているので、ピーターは迷惑し、敵意を持つにいたり、ついにはナイフを構えるはめになる。するとジェリーはピーターに突進し、自ら刺される。動物園の動物のように柵に囲われ、帰属もできず、連帯もできず、八方ふさがりな彼が社会とのかかわるときの不器用さ、どうしようもなさがとても悲しく、愛をもって描かれていた。 ■ヴァージニア・ウルフなんかこわくない 正直なところ、舞台や映画すら見たことがなく、手塚治虫の「七色いんこ」で内容をうっすら知っているくらいだった。 喧嘩をする熟年夫婦の家に若い夫婦が訪れる。夜中の2時に。彼らは教授で、どうも大学の懇親会の後のようだ。何の説明もなく、ごく自然なセリフだけで設定や人物を示せるのが既にすごい。ののしり合いの応酬と非常に繊細な気遣い、欺瞞の中に、しっかり示される設定と曖昧に隠されるところのバランスが濃淡になって、非常に見ごたえ(読み応え?)がある。オールドビーはプロットや作品ノートを作らずに一気に書き上げるタイプらしい。天才である。 概要は有名なので、ネタバレなどは気にせずに結論を書くと、熟年夫婦には子どもに恵まれなかった。夫婦は架空の子どもを作り、人には言わないとう約束で色々な設定を作って遊んでいた。その日、妻が客人に子どもについて口を滑らせてしまう。ついに夫がゲームを終わらせることを決意し、子どもを「殺す」。いまや作り上げた虚構は崩れ、現実が口をあけて待っている。夫は妻に「オオカミなんかこわくない」とやさしく歌いかける。 ユージン・オニールの「夜への長い旅路」に似ていると感じた。ヴァージニア・ウルフが面白いと思った方にはこちらもおすすめ。ひと昔前のアメリカでは、「現実を受け入れられない」という表象を家庭内の女性が背負わされていたような気がした。
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ナショナルシアターライブで、イメルダ・スタウトン主演でやってます。戯曲は、芝居を見るとインパクトが全く違うので面白い。イメルダ、最高―ですよ。ブログに感想書いてます。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/2019041700...
ナショナルシアターライブで、イメルダ・スタウトン主演でやってます。戯曲は、芝居を見るとインパクトが全く違うので面白い。イメルダ、最高―ですよ。ブログに感想書いてます。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201904170001/
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私の卒論の題材。 オールビーの処女作。 尖っている。スマートに切なく。 アメリカ中産階級以上への抵抗と人間的本質を表象からでなく、脆弱で悪に満ちた内省的な部分から描き切っている。当時のアメリカにオールビーが言いたかったこと、我々に言いたかったこと。
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