1,800円以上の注文で送料無料

リーダーシップの旅 見えないものを見る 光文社新書
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-18-14

リーダーシップの旅 見えないものを見る 光文社新書

野田智義, 金井壽宏【著】

追加する に追加する

リーダーシップの旅 見えないものを見る 光文社新書

定価 ¥858

550 定価より308円(35%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介 リーダーになろうとしてなるのではなく、向かうべき道に向かう意思の力とぶれない姿勢に共感し、フォロワーとなる人が現れて結果的にリーダーとなることを説いたリーダーシップ論。
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2007/02/15
JAN 9784334033897

リーダーシップの旅

¥550

商品レビュー

4.1

174件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/12/13

リーダーは、リーダーになろうと思ってリーダーになるものではなく、自ら行動を起こすことで、結果としてリーダーになる。リーダーシップは学んで習得するものではなく、私たち一人一人の生き方の中にあるもの。つまり、今までの、そして、これからの人生が問われている。 ノブレス・オブリージュを...

リーダーは、リーダーになろうと思ってリーダーになるものではなく、自ら行動を起こすことで、結果としてリーダーになる。リーダーシップは学んで習得するものではなく、私たち一人一人の生き方の中にあるもの。つまり、今までの、そして、これからの人生が問われている。 ノブレス・オブリージュを背負うリーダーになるのは難しいが、少しでも近づけるよう、歩んでいきたい。

Posted by ブクログ

2025/11/05

2007年初版刊行。 ISLの創設者である野田氏と、組織心理学と経営学を専門とする神戸大学名誉教授の金井氏による共著。 本書では、リーダーシップを「旅」というメタファーを使い、著者らが考えるリーダーのあるべきスタンスを説明する。 実践と理論の両方に精通し、リーダーシップという...

2007年初版刊行。 ISLの創設者である野田氏と、組織心理学と経営学を専門とする神戸大学名誉教授の金井氏による共著。 本書では、リーダーシップを「旅」というメタファーを使い、著者らが考えるリーダーのあるべきスタンスを説明する。 実践と理論の両方に精通し、リーダーシップというものを考え尽くした著者らだからこそ、本書で語られる内容には重みがあり、個人的にとても納得できるものだった。 久々に繰り返し読みたい本に出会うことができた。 本書ではまず、「マネジメント」と「リーダーシップ」を区別する。 マネージャーは、既存の組織の成員に対して、権威と権限をもって働きかけ、コントロールしようとする人たちを言う。 一方、リーダーは、「見えないもの」、つまり新しい世界を掲げ、人々の内在的な意欲に基づく行動を誘発し、同じ方向に歩みを共にする。 その上で、リーダーシップの発生を旅に例え、三段階に分ける。 ①lead the self 自らをリードする 何のために行動するのか、何のために生きるのか、についての自分なりの納得感のある答えを明確に持つ。 ②lead the people 人々をリードする フォロワーの共感を呼び起こす。自分の夢が周囲の人たちに伝播し、周囲のみんなが、リーダーが見る「見えないもの」を見ようとして、自発的に動き始める。 ③lead the society 社会をリードする 「我々の夢」となった段階の後で、その夢は社会のために、次世代のために、意味のあるものを残すという世代継承性というテーマが見えてくる。 その他、リーダーに必要な資質や、経営組織論に基づく理論などが豊富に解説されており、短い本でありながらも読み応えがあった。 また、後半では「日本の最大の問題は、「エリート」の不在」だと警鐘を鳴らす。 近代以降、人類の絶え間ない努力によって、我々は自由という最大のギフトを手に入れた。 しかし、個人が全員、自由を自分のためだけに謳歌すると、自由を支えている社会は維持できなくなる。 個々人の自由を守るためには、誰かが自分の意志で、社会に対する責務を果たさなければならない。 社会に内包されたこのジレンマに耐え、責任を負う個人がエリートであり、リーダーシップの旅を歩き続け、リーダーになる人である。 そしてリーダーの旅を経て得たものを再び社会に還流させていく。 それが、「ノブリス・オブリージュ」だと。 この一連の主張に、私は強く共感を覚えた。 現在の日本では、恵まれた家庭環境に育ち、良い大学を出て、一流と呼ばれる企業や官庁で働く人たちでさえ、まったく主体性に乏しい。 世間的には一流と称される企業で働いている自分だからこそよく分かる。 自分のビジョンがなく、上司や周りが言うことに流され、保守と既存エコシステムのメンテナンスに専念している人が多い。 厄介なのが、彼らが無自覚的だということだ。 自分のビジョンと保身を天秤にかけ、葛藤と苦悩の末に保身を選んでいるわけではなく、視野が狭く、視座が低い故に自分のビジョンがない。 本書で言えば、①lead the self すらできていない状態だ。当然、リーダーシップの欠片も持ち合わせない。 とはいえ、この状況の全責任が彼ら自身にあるわけでははい。 同じようにグランドデザインを欠いた日本の教育、オールドメディアの洗脳の影響も当然ある。 だから、今やるべきことは、一刻も早く、一人でも多くの強いリーダーを日本から排出できる環境を整えることだ。 リーダーシップの素養がある若い人をスクリーニングし、彼らに学習と挑戦の舞台を与える。 そして、無能と嫉妬によって若い有能なリーダーの足を引っ張る老害を排除する。 官民の両方がこれに取り組まなければならない。 この不安定で流動的な時代において、日本の復活のためには、変革と創造を取り扱うリーダーを一人でも多く増やさなければならない。 この想いを強くさせてくれた良書だった。

Posted by ブクログ

2025/10/03

リーダーシップとその人のキャリアとが関係している、という内容は腹落ちした。 「見えないもの」を見せるためには自分軸をぶらさず「自分が何をしたいのか」を明確にする必要がある点で、キャリア理論と親和性が高い。 実際にマズローやユング、レビンソンなどキャリア理論家とも呼べる有名人の名前...

リーダーシップとその人のキャリアとが関係している、という内容は腹落ちした。 「見えないもの」を見せるためには自分軸をぶらさず「自分が何をしたいのか」を明確にする必要がある点で、キャリア理論と親和性が高い。 実際にマズローやユング、レビンソンなどキャリア理論家とも呼べる有名人の名前が頻繁に登場する。リーダーシップは後天的なものであると何度も本書に出てくるが、自らを内省しそれを他人に表現できる人が人を惹きつけるリーダーたる存在になる。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す