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字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
発売年月日 | 2007/02/15 |
JAN | 9784334033927 |
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字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ
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商品レビュー
3.9
64件のお客様レビュー
映画字幕を生業としている著者によるタイトル通りの本。仕事をする上でのエピソードをエッセイ風に、配給会社の方針へ抗う時の葛藤や「乱れた日本語」に対する苦労・苦言をユーモアたっぷりに綴る。 海外の小説を翻訳するのとはまた違った苦労が伺える。何よりも映画字幕は「相当限られた時間とスペ...
映画字幕を生業としている著者によるタイトル通りの本。仕事をする上でのエピソードをエッセイ風に、配給会社の方針へ抗う時の葛藤や「乱れた日本語」に対する苦労・苦言をユーモアたっぷりに綴る。 海外の小説を翻訳するのとはまた違った苦労が伺える。何よりも映画字幕は「相当限られた時間とスペース」で物語を補足しなければならない。作品の意図や文化・歴史的背景を理解した上でのこの制限だから、苦労もひとしおのようだ。 洋画の翻訳と言えば真っ先に思い出すのは、ケビン・コスナーが主演した「アンタッチャブル」だ。大階段での銃撃シーンでエリオット・ネスが部下のジョージ・ストーンに「狙いは確かか?」と聞いた時のストーンの返し方。私が観た字幕版は「まかせろ」だったが、テレビの吹替版は「完璧です!」。 演じたアンディ・ガルシアの演技やその場の雰囲気からすると字幕版の訳し方(上司に対しこの場面だけ不適にタメ口!)が大いに気に入っていたので、吹替版では大いにガッカリしたものだった。 ※あくまでも個人的意見です。
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1秒間に4文字、とか、話すひとに応じて言葉を変える、とか字幕ならではの苦労がたくさん書かれていて面白い。後半はちょっとグダグダしてしまうけれど、非常に興味深かった。
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長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。 いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くすりとしながら読ませてもらった。 字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和...
長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。 いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くすりとしながら読ませてもらった。 字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和感など多岐にわたって非常に軽い筆致で矢継ぎ早に言及するため、とても読みやすい反面、じっくり立ち止まって考える隙間がないように感じられたのがちょっとだけ残念。 新書というよりエッセイとして読むのがいいのかな。 いずれにせよ、字幕をつける仕事について初めて知ることができたらのはよかった。
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