字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ の商品レビュー
映画の字幕を考えている人のエッセイ 字幕についての業界話もあり、最近の日本語へのぼやきもあり、昨今の映画業界の愚痴もありで面白く読めた 字幕にする人がいるんだよなぁと改めて気づいた 字幕は字数制限があるから多少原語より要約しなきゃいけないとか、ものすごく締め切りが短いとか大変...
映画の字幕を考えている人のエッセイ 字幕についての業界話もあり、最近の日本語へのぼやきもあり、昨今の映画業界の愚痴もありで面白く読めた 字幕にする人がいるんだよなぁと改めて気づいた 字幕は字数制限があるから多少原語より要約しなきゃいけないとか、ものすごく締め切りが短いとか大変なことが多そう だけど、限られた文字数の中でなるべく文脈が通るように考えられているのすごいし、字幕で映画を見るときに注目したいと思った 最初は映画館で上映されるのは字幕ばかりだったのに最近は吹替が多いって話が、ちょうど字幕で見たい映画があるのに公開直後に数館しか字幕版上映してなくて見れてない自分の悩みと合致しててとても頷きながら読んだ
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映画字幕を生業としている著者によるタイトル通りの本。仕事をする上でのエピソードをエッセイ風に、配給会社の方針へ抗う時の葛藤や「乱れた日本語」に対する苦労・苦言をユーモアたっぷりに綴る。 海外の小説を翻訳するのとはまた違った苦労が伺える。何よりも映画字幕は「相当限られた時間とスペ...
映画字幕を生業としている著者によるタイトル通りの本。仕事をする上でのエピソードをエッセイ風に、配給会社の方針へ抗う時の葛藤や「乱れた日本語」に対する苦労・苦言をユーモアたっぷりに綴る。 海外の小説を翻訳するのとはまた違った苦労が伺える。何よりも映画字幕は「相当限られた時間とスペース」で物語を補足しなければならない。作品の意図や文化・歴史的背景を理解した上でのこの制限だから、苦労もひとしおのようだ。 洋画の翻訳と言えば真っ先に思い出すのは、ケビン・コスナーが主演した「アンタッチャブル」だ。大階段での銃撃シーンでエリオット・ネスが部下のジョージ・ストーンに「狙いは確かか?」と聞いた時のストーンの返し方。私が観た字幕版は「まかせろ」だったが、テレビの吹替版は「完璧です!」。 演じたアンディ・ガルシアの演技やその場の雰囲気からすると字幕版の訳し方(上司に対しこの場面だけ不適にタメ口!)が大いに気に入っていたので、吹替版では大いにガッカリしたものだった。 ※あくまでも個人的意見です。
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1秒間に4文字、とか、話すひとに応じて言葉を変える、とか字幕ならではの苦労がたくさん書かれていて面白い。後半はちょっとグダグダしてしまうけれど、非常に興味深かった。
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長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。 いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くすりとしながら読ませてもらった。 字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和...
長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。 いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くすりとしながら読ませてもらった。 字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和感など多岐にわたって非常に軽い筆致で矢継ぎ早に言及するため、とても読みやすい反面、じっくり立ち止まって考える隙間がないように感じられたのがちょっとだけ残念。 新書というよりエッセイとして読むのがいいのかな。 いずれにせよ、字幕をつける仕事について初めて知ることができたらのはよかった。
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・新書の中でも表現がわかりやすく、中学生でも読みやすい。 ・字幕映画の裏側を初めて知った。字幕屋が、元の言語の表現により近い表現を選びつつも、字数制限や配給会社の要求に従わざるをえない状況。 ヒットのために表現を捻じ曲げ、「涙、感動、泣ける」と歌って観客を呼び込むこと。それにま...
・新書の中でも表現がわかりやすく、中学生でも読みやすい。 ・字幕映画の裏側を初めて知った。字幕屋が、元の言語の表現により近い表現を選びつつも、字数制限や配給会社の要求に従わざるをえない状況。 ヒットのために表現を捻じ曲げ、「涙、感動、泣ける」と歌って観客を呼び込むこと。それにまんまと乗せられる観客。 ・観客が漢字を読めない、文脈を読めないせいで、説明しすぎな字幕を要求される字幕屋の苦悩。 ・私だったら、あえて変な日本語に変更させられるのは、仕事であっても我慢ならないと思う。字幕屋ってすばらしい。
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字幕翻訳家の仕事と日常が垣間見れる。 ・「ざる知識のススメ」に勇気づけられる。 ・あきらめずに、すくい続けること。 ・字幕の仕事として、とにかく速く正確な情報を得ることが大事。 ・非英語圏の映画字幕翻訳が面白そう。
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文字制限のある字幕作成の苦労と、昨今のおかしな日本語について、そして、字幕屋として吹き替え版映画の台頭を憂うお話。 ロシア文学を専攻されていた方だからか、米原万里さんと同じニオイがする。実は真面目な話なのだけれど、面白くサクサク読める。 私は映画俳優さん達の肉声や息遣いを聞きた...
文字制限のある字幕作成の苦労と、昨今のおかしな日本語について、そして、字幕屋として吹き替え版映画の台頭を憂うお話。 ロシア文学を専攻されていた方だからか、米原万里さんと同じニオイがする。実は真面目な話なのだけれど、面白くサクサク読める。 私は映画俳優さん達の肉声や息遣いを聞きたいと思うので、“字幕派”だ。面倒くさいと思ったこともないし、違和感を抱いたこともなく、字幕を読んでいるという感覚すらない。…ということは、今まで観てきた映画には、良い字幕がついていたということなのだろう。 字幕というと「戸田奈津子」だったけれど、「太田直子」さんも意識してみよう。
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【芝蘭友のトップストーリーニュース】vol.30で紹介。http://www.shirayu.com/letter/2009/000075.html
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話の内容自体は面白い。 日本語の使い方、選択のこだわりなどに字幕屋さんならではの視点が味わえるの。ただ、全体的に愚痴愚痴しすぎなきらいがあるのはマイナス。
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大まかな感想は、「字幕翻訳家って大変なんだなぁ」の一言。 その大変さを理解してくれー!という著者の気持ちは非常によく伝わってきます。お腹いっぱい。笑 色々な世界観、歴史背景、価値観などを集約して研ぎ澄ませ、魂込めて言葉を選ぶ...そんな、まさにプロフェッショナルな仕事なんだなぁ...
大まかな感想は、「字幕翻訳家って大変なんだなぁ」の一言。 その大変さを理解してくれー!という著者の気持ちは非常によく伝わってきます。お腹いっぱい。笑 色々な世界観、歴史背景、価値観などを集約して研ぎ澄ませ、魂込めて言葉を選ぶ...そんな、まさにプロフェッショナルな仕事なんだなぁと、とても勉強になりました。 更に、文字数制限やタブールールなど、テクニックも必要になってくるんだから、これは大変だ。そんな字幕翻訳家さんの苦労に思いをはせながら、映画の字幕を次は読もうかな...(読めるかしら) 途中、渾身の力をこめて連投される皮肉の嵐に疲れてもしまいましたが、しっかり笑わせてもくれるし、心から素敵だと思う考え方も持ち合わせている。お友達にはなりたくないし、憧れもしないけれど、魅力的なプロフェッショナルだと思いました。 面白かった。
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