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けんちく世界をめぐる10の冒険 建築文化シナジー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 彰国社/彰国社 |
発売年月日 | 2006/10/20 |
JAN | 9784395241064 |
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けんちく世界をめぐる10の冒険
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けんちく世界をめぐる10の冒険
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商品レビュー
4.2
13件のお客様レビュー
伊東豊雄が建築塾内部でのディスカッションや対談を通して、自身の手がけた建築について本を通して解説・解題している。図版が豊富で文章も読みやすく、メッセージについてもなるほどと思わされるところがある。内容は完成までのプロセス、構造の解説、関わった人々の仕事の記録、建築の意義について、...
伊東豊雄が建築塾内部でのディスカッションや対談を通して、自身の手がけた建築について本を通して解説・解題している。図版が豊富で文章も読みやすく、メッセージについてもなるほどと思わされるところがある。内容は完成までのプロセス、構造の解説、関わった人々の仕事の記録、建築の意義について、といった感じ。 最も興味を持って読めたのはアルゴリズムによる建築設計の意義についてのディスカッションであった。 ディスカッションのいたるところには思考を止めてしまっている部分があるので、自分で読む際にはそういうことについて考えてみるといいかもしれない。 モダニズムの進歩の方針、そしてその拠り所といったものが、現在の建築の有り様に対する疑問、そのイメージを実体化する幾何学としてのアルゴリズム、コンクリート・鉄・新素材などといった素材の構造化・表層化の手法、ファーニチュアの表現、自然に従った原初的な場所としての建築、建築と実社会との関わり、といった全10章の冒険を通して模索されているイメージ。ただし結局のところモダニズムの域を脱しておらず、資本主義における交換価値偏重、グローバリズムの価値観に評価軸がとどまっている(それがテーマなのだから当たり前ではある)。 「21世紀のけんちく原理を探る、小さいけれど大きな一冊」というキャッチコピーがぴったりくる。最後の最後で本音がぽろっと漏れている気もするけど… こういう話を、自分の造形を正当化する武器としてではなくて、一体系にまで昇華できるようになりたい。 とても平易に書いてあるので、建築に関係のない人にも、モダニズムの意義を理解してもらうことに使えるかもしれない。 2000円弱するし、手元に置いておくような本ではない気もする。装丁・レイアウトがおしゃれなので中古で買えばインテリアとしてちょうどいい。
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仙台以降の伊東豊雄の活動が、絵本のように可愛らしくまとめられている。伊東が表現したい世界観がそのまま本の装丁にまで現れており、具体的な設計手法など専門的な内容も素人でも理解できるくらいわかりやすく整理されている。良い本。
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建築材料や技術の進化とともに「建築家」「建築デザイナー」の思考能力も進化しているのだ。 やもすれば専門用語だらけになりそうな建築専門書だけれど、できるだけ平坦でシンプルな言葉を使い、彼らの「頭の中」を覗かせてくれている。 (それでもヨコモジは多様されているので、巻末ぐらいに用語...
建築材料や技術の進化とともに「建築家」「建築デザイナー」の思考能力も進化しているのだ。 やもすれば専門用語だらけになりそうな建築専門書だけれど、できるだけ平坦でシンプルな言葉を使い、彼らの「頭の中」を覗かせてくれている。 (それでもヨコモジは多様されているので、巻末ぐらいに用語集あってもいいと思うが、求めすぎかしら。わからないのはワタシが素人すぎるから??) だんだん人間は自然に帰っていくんだ、な。
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