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紅い花(あかい花) 他四篇 岩波文庫
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紅い花(あかい花) 他四篇 岩波文庫

ガルシン【作】, 神西清【訳】

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紅い花(あかい花) 他四篇 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2006/11/18
JAN 9784003262115

紅い花(あかい花) 他四篇

¥495

商品レビュー

4

17件のお客様レビュー

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2025/08/19

『四日間』と『信号』が好きだった。 『四日間』 圧倒的主観で進んでいく、読めば手に取るように状況と感情がわかる。すごい文章。 負傷の追体験って感じ。人を傷つける・殺すことに躊躇がなくなるのが戦争。生きるために殺すことはしょうがない、それが戦争だとただ言っている。 自分が殺してき...

『四日間』と『信号』が好きだった。 『四日間』 圧倒的主観で進んでいく、読めば手に取るように状況と感情がわかる。すごい文章。 負傷の追体験って感じ。人を傷つける・殺すことに躊躇がなくなるのが戦争。生きるために殺すことはしょうがない、それが戦争だとただ言っている。 自分が殺してきたことな潔癖になるわけではなく、生き残ったから、これを話していくんだ、という言葉で締められていたのが美しい。 『信号』 主人公、が危険だと思っていた仕事仲間を止めなかった自分の責任だとして、自己犠牲を図る話。そのまま進んだら脱線する電車に知らせるため、主人公が腕にナイフを突き刺し、ハンカチを血の赤で濡らし、赤い旗を振る。 自己犠牲って美しい。いやだな。

Posted by ブクログ

2025/06/07

再読。『あかい花』というタイトルで既読でしたが、『紅い花』に改版後は漢字とルビ使いのバランスが良く読みやすくなっていました。『紅い花』『四日間』『信号』『夢がたり』『アッタレーア・プリンケプス』の五つの短篇を収録は変わらず。 タイトルは、タイトル作の内容を知らなければ平仮名の”...

再読。『あかい花』というタイトルで既読でしたが、『紅い花』に改版後は漢字とルビ使いのバランスが良く読みやすくなっていました。『紅い花』『四日間』『信号』『夢がたり』『アッタレーア・プリンケプス』の五つの短篇を収録は変わらず。 タイトルは、タイトル作の内容を知らなければ平仮名の”あかい”の方が柔らかい印象で好みですが、内容を知っていると”紅い”としたことが正解だとわかります。まるで狂気に満ちた男の視点がモノクロ映像となり、“紅い“ケシの花だけ鮮明な色付きで浮かび上がってくるような、ガラリと印象が変わりました。例えるなら、映画『ベルリン・天使の詩』や映画『ソードフィッシュ』の効果的な見せ方のような感じです。 それにしても、『信号』のように、教科書に採録されている作品を収録しながらも、何故か絶版なのが不思議。そういえば、同じく教科書に採録されているドーデ『最後の授業』(『月曜物語』に収録)も絶版ですね(謎)。 以下、好きな作品の感想です。 『紅い花』あらすじ: 精神を病んだ男が、療養のために癲狂院に護送されてきた。しかし、男には治療が恐ろしい拷問に思えてならず、一人になれる真夜中に正気に戻るものの、夜が明けると再び狂気に包まれるのでした。あるとき、患者たちが菜園での労働に出されるようになり、男はそこで真紅の罌粟(けし)の花に出会います。やがて男の妄想は、その”紅い花”には世界中の悪が宿っていると考えるようになり……。 感想: 男の抱く誇大妄想はさて置き、自分の正義を成就する生きがいの達成を思うと、結末はこれで良かったのかも。著者自身も精神疾患を体験して若くして亡くなっているだけに、男の外面的な狂気に反する内に宿る理性的な静謐が、とてもよく描かれていたと思います。 『四日間』あらすじ: “俺(イヴァーノフ)“は、露土戦争の戦場で、眼前のトルコ兵を倒した刹那、自らもトルコ軍の反撃にあい、地に倒れて気を失う。気づくと両足の負傷で身動きが取れず、隣りには自分が倒したトルコ兵が横たわっていた。周りに自軍の姿はなく、脚の痛みと喉の渇きに苛まれ、“俺“は腐乱していくトルコ兵を横目に、脳裏に数々の思いが去来します……。 感想: タイトル通り四日間の出来事ですが、臨場感のある筆致によって、主人公が戦争の残酷さに心が打ち砕かれていく心理状態の描き方が、なんともリアルでいいですね。ラストも好きな収まりかたでした。 『信号』あらすじ: 戦争帰りで病身のセミョーンは、畑仕事もままならず、妻が下女奉公に出る始末。あるとき、偶然にも戦時下の上官に再会し、鉄道線路番として働き、番小屋に妻を呼び戻して暮らせるようになりました。二た月ほど後、セミョーンは他の番小屋の線路番であるヴァシーリイと懇意になりますが、彼は日々募る不満を本省に直訴すべくモスクヴァへ発ってしまいます。後日、見送ったセミョーンは、意外な場所でヴァシーリイを見かけます……。 感想: 個人の信条と社会との軋轢に対し、片や従順に従い、片や反発するという明確で正反対なキャラ立ちをした二人の主人公。そんな彼らがラストで見せる、臨場感ある正義と友情の行動に胸熱でした。 『アッタレーア・プリンケプス』あらすじ: とある大きな町の植物園の温室でのこと。彼女こと、棕櫚の木(アッタレーア・プリンケプス)は、同じ温室に集められた他の植物より背が高く、それを話しのネタに疎まれていました。そんな彼女は、玻璃(はり:ガラス)屋根ごしに見える蒼穹(そら)を見上げて故郷を思い、得られる水のことでいがみ合っている他の植物に提案します。それは、協力して成長することでガラスの天井を破って自由になろうというものでしたが……。 感想: 出る杭は打たれるという簡単な話しではなく、飛び抜けたり制約から逃れた自由を得るには、それ相応の考えと折り合いや覚悟が必要ということ。自分の夢を果たすために、挑戦することで限界を超えた力を出せる素晴らしさもある一方で、それをすることで南国育ちの他の植物たちを寒風吹き荒ぶ外の世界に触れさせて枯れさせてしまうかもしれない……彼女の願いは、そんな危険もはらんだ傲慢さとも考えられます。 いろいろ思うところがありますが、再読してすぐに情景が思い出せたほど、とても印象深くて好きな短篇です。

Posted by ブクログ

2024/12/15

2024/12/15 これは何故読み始めたんやろう。毎度のことながら、読みたいと思ったときと、実際に読むときがあいてるからなんで読もうと思ったのかわからん。 兵士が死にそうになりながら4日間過ごした話は敵兵の水飲んだから足を切り落とされた? あと何人か同じ名前の人出てきてた?

Posted by ブクログ